暑い夏に食べたくなるものといえば……そうかき氷です! 毎年いろんなお店を食べ歩くほど、かき氷が大好きな私。7月に入ったばかりではありますが、早速、この夏の大本命ともいえる絶品かき氷に出合ってしまいました。
九州の旬のフルーツと和をテーマにしたカフェへ
やって来たのは、今年の2月、閑静な白金の住宅街にオープンした「果樹蔵フルーツ工房 白金」。辛子明太子やまやの農産事業ブランド「果樹蔵」が手がける、九州の果物と和のスイーツを楽しめるカフェです。以前UMAGAでもご紹介した「やまや総本店」の隣にあり、大きな看板を目印に店内へ入ります。
1階は物販スペースで「果樹蔵」が九州各地から集める旬の青果や加工品、テイクアウトのカップデザートやドリンクを販売しています。伺った日は、沖縄県石垣島産のティダパインや宮崎県産のとうもろこし「ゴールドラッシュ」、朝倉産の白桃、熊本県産のメロン「肥後グリーン」などがズラリと並んでいました。
今回お目当てはかき氷ということで、2階にあるカフェスペースへ足を運びます。
靴を脱いで階段を上ると、まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのようなレトロ可愛い空間が広がっていました。肌触りの良い畳にちゃぶ台とカラフルな座布団を配し、奥にはテーブル席も用意。アンティークの時計やダイヤル式の電話といった骨董品も随所に飾られており、「日本文化を体験できる場所に」との思いが込められた設えになっています。
フレンチシェフ監修のプレミアムなかき氷が登場!
さぁ、夏季限定の新メニューとして6月3日から提供が始まった「果樹蔵のかき氷」を注文しましょう。このかき氷はなんと、白金にある人気フレンチ「BISTRO Pic d'or(ビストロ ピックドール)」のオーナーシェフで、現在は薬院「YAMAYA 3 TERRACE」の監修も手がける積明(じゃくみょう)隆シェフが考案した特別レシピなのだそう。きめ細やかな削り氷に、自家製のソースやムースをたっぷりと重ねたプレミアムなフレーバーは全4種類。せっかくなので、1つずつチェックしたいと思います。
まずは王道ともいえる「<プレミアム>かき氷 あまおう苺」(1,800円)をいただきました。甘酸っぱいいちごのシロップ、果肉がゴロゴロと入ったあまおう苺のソースはとんでもなくジューシー。上にかけられたクリームチーズのムースやふわふわ氷の中に隠されたヨーグルトアイスはコクがありながらも爽やかです。「伊都物語」の乳製品で有名な「糸島みるくぷらんと」と共同開発した「黄金色の白蜜ミルク」をベースにした特製のミルクシロップや、サクサクとした苺のクランチ、ドライいちごの食感も良いアクセントになり、これはたまらなくおいし~! この夏絶対に食べてほしい一杯です。
続いては8月末ごろまでの限定フレーバー「<期間限定>かき氷 ティダパイン」(1,800円)をいただきます。自家製のパインソースやティダパインの果肉がたっぷりとトッピングされ、クリームチーズムースとヨーグルトアイスも好相性。オレンジピールが香るブルーキュラソーとココナッツ風味のピニャコラーダシロップが、夏の香りを一層引き立ててくれます。また、底には茶葉から煮出して作っているという自家製のジャスミンゼリーが隠れていました。このオリエンタルな香りとゼリーの食感が、実にいい仕事をしてくれるんです。かき氷を食べている間に温かいほうじ茶を出してもらえるのも嬉しいポイントですね。
お次は、和テイストなかき氷もご紹介しましょう。福岡県八女産の抹茶を贅沢に使った「<定番>かき氷 八女抹茶」(1,500円)は、抹茶の苦味と香り、あずきシロップのバランスが絶妙な一品です。氷の中には柚子シャーベットや抹茶ゼリーが隠れており、1番上には草餅と白味噌ムースが! 白味噌の程よい塩気とコクがかなりクセになります。
さらには、濃厚な黒ごまムースと香ばしいきなこが決め手の「<定番>かき氷 黒ごまきなこ」(1,500円)も甲乙つけ難いおいしさです。白あんシロップやミルクシロップ、あずきアイスのまろやかな甘味に加え、トッピングした3色団子やあられ、わらび餅の食感も実に巧み。これはもう、どれか1つと言わずに全フレーバーを制覇してほしいおいしさでした。
旬果の食べ比べや抹茶体験を楽しめるメニューも!
また「果樹蔵フルーツ工房 白金」には、他にも見逃せないメニューが盛りだくさん。中でも「果樹蔵フルーツ膳(抹茶体験セット)」(2,300円)は、自分で八女抹茶を点てる体験や、選りすぐりの旬のフルーツを食べ比べできる特別なセットです。
写真ではちょっとわかりづらいのですが、御膳の器は直径30cmほどと想像よりも大きく、蓋を開けると和スイーツと旬の果物がぎっしりと詰め込まれていました。ゼリーとアイスは、ミルク味と八女抹茶味からそれぞれ選ぶことができ、蜜をかけたり、アイスをのせたりと素材を自由に組み合わせ、あんみつのようにして楽しむことができます。果物の内容は季節によって変わり、この日は1階でも販売してあった肥後グリーン、白桃、ティダパインが登場。抹茶を点てるという日本文化に触れながら、九州のおいしいフルーツを満喫できるなんて、なんとも楽しいひと時でした。
帰りがけには、かき氷にも使われていた「黄金色の白蜜ミルク」(1,780円)が1階で販売されているのを発見。濃厚でミルキーな味わいが気に入ったのでこちらも購入して帰りました。
今年の夏も猛暑になりそうですが、「果樹蔵のかき氷」を食べれば暑さもスッと吹き飛びそうですね。夏休み期間に入ると今よりもっとお客さんが殺到しそうなので、7月上旬は狙い目かも。ジューシーでプレミアムな味わいを求めて、ぜひ出かけてみてください。
この記事は「明太子のやまや」の提供でお届けしました。
ジャンル:スイーツ、カフェ
住所:福岡市中央区白金1-6-1
電話番号:070-1448-7537
営業時間:11:00~19:00(2FカフェはOS18:00)
定休日:なし
席数:テーブル12席、座敷14席
個室:なし
メニュー:果樹蔵フルーツ膳(抹茶体験セット)2,300円、手作り!贅沢あまおう苺たっぷりみるく(約2杯分)1,400円、【夏期限定】果樹蔵のかき氷「あまおう苺」1,800円・「八女抹茶」「黒ごまきなこ」各1,500円
URL:https://www.instagram.com/kajukura.factory
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう