鉄板料理のバリエーションが楽しい。大阪発の老舗ステーキハウスが西中洲川沿いに登場

「西中洲×鉄板焼」と聞くと、それだけで“敷居が高そう？”って思いませんか？　「ニュー松坂」はそんな先入観を払拭してくれる鉄板焼レストランです。本店は大阪の下町・東大阪市にあり、創業から68年「今日はお肉食べたい！」「じゃあ、ニュー松坂行こか！」と親しまれてきた老舗。コスパに厳しい大阪で長年愛されてきただけあり、店内はエレガントなのに料理も接客もサービス精神たっぷりで、帰るころには「楽しかった！」という気持ちに満たされます。

画像：店舗より提供

大阪・兵庫で４店舗、東京で２店舗を展開し、満を持して福岡に出店を果たしたという「ニュー松坂」。エレベーターでビルの2階に上がるとラグジュアリーな空間が広がっています。カウンターの中には松阪牛や神戸牛をはじめ、日本各地から届いた黒毛和牛のブロックが回るショーケースも！　「今日はどんなお肉に出会えるのか」と期待感が募ります。

画像：店舗より提供

本日いただいたのは一番人気の「和牛づくしコース」（12,100円）です。最初に登場したのは「黒毛和牛サーロインの炙り寿司」。小さな酢飯の上に兵庫産黒毛和牛のスライス肉が一枚ドーンとのり、シェフが目の前でさっと炙ってくれます。口に入れるとサーロインの脂の甘さと酢飯の程よい酸味がひとつになり、文字通りお肉が“溶けて”いきます。

画像：店舗より提供

次に登場したのが「黒毛和牛の餃子」。ステーキのコースで餃子というのも新鮮です。「ステーキだけに限らず、いろんな鉄板料理を楽しんでもらいというのが“ニュー松坂らしさ”。大阪の店では鉄板でアップルパイを焼いたこともありましたよ」とシェフの物部雅明さん。目の前で調理してくれるシェフとの会話を楽しみ、その手捌きを見ながら料理をいただけるのもこの店の醍醐味です。
続いて「ニュー松坂名物 白菜のソテー」が登場。白菜を目の前でカットし、オリジナルの塩胡椒と白ワインで味つけたシンプルなメニューですがこれが箸休めに最適。お代わりしたくなる美味しさです。

画像：店舗より提供

この後「鉄板で焼きあげる和牛のタタキ～サラダ仕立て～」「季節野菜と黒毛和牛の逸品」（この日はテールスープでした）と続き、6品目に登場したのが西中洲店限定「佐世保名物レモンステーキ仕立て」です。「何か九州らしい料理をコースに」との意向で組み込まれたもので、九州らしい甘めで濃厚な醤油ソースにレモンの酸味が効いて牛肉をさっぱりといただけます。

画像：店舗より提供（生肉除く）

いよいよステーキの登場です。ステーキは黒毛和牛ステーキのサーロイン100gもしくはフィレ70gのどちらかが選べ、本日のサーロインは宮崎牛、フィレは長崎牛でした。今回はサーロインをセレクト。プラス料金でA5ブランド牛、神戸牛、松坂牛のサーロイン・フィレ・シャトーブリアンも選べるので、いろいろ食べ比べてみるのも楽しそうです。メインに辿りつくまでにたっぷりとお肉を堪能した感はありましたが、いいお肉って意外と入ってしまうもの。あっという間に完食しました。

お楽しみのシメメニューの選択肢が多いのもこの店の魅力。シンプルに「白ご飯（赤だし・香の物付き）」にするか、カリカリに焼いてもらえる「鉄板焼ロールパン」にするか、もしくはプラス550円メニューの「焼きパスタ」「特製ガーリックライス（赤だし・香の物付き）」「黒毛和牛のだし茶漬け（香の物付き）」「黒毛和牛の五島うどん」から選ぶか。散々迷った挙句、五島うどんをセレクトしましたが、スダチがのったさっぱりした味わいでつるっとおいしくいただきました。その後、デザートまで平らげ、大満足でコースを完食！

画像：店舗より提供

今回はメインのカウンター席に座りましたが、半個室のカウンター席や個室も用意されています。特に川沿いのカウンター席は中洲の夜景が目の前に広がる絶好のロケーション。家族での集まりや接待、記念日など、プライベート感を大切にしたい時にはこの席をリザーブしましょう。カウンター席は席料もかかりません。

また、嬉しいのはランチが提供されていること。平日限定10食の「特製ハンバーグランチ」はなんと1,980円。料理・ロケーション・サービスの質の高さを考えるとこれは「いいの？」と思える価格ではないでしょうか。ほかに「ステーキランチ」は3,300円、ハンバーグとステーキが両方楽しめる「ステーキ＆ハンバーグランチ」も3,740円とリーズナブルなので、すぐに人気になってしまいそう。

ステーキって“特別な食事”の象徴のようなイメージがありましたが、ここならデイリーは無理でもちょっと頑張れば手が届きそう。何よりお肉を食べると元気がでる（ような気がします、私は）。シェフやスタッフもフレンドリーで居心地良く過ごせるのは間違いないので、ぜひ「行きたい店」リストに入れておいてくださいね。

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