全国屈指のバスケ強豪校・福岡第一高校　牽引するのは２年生の双子「宮本ツインズ」

高校バスケの名門・福岡第一高校には全国各地から将来有望な選手たちが集まっていて、その数はなんと９８人。全国屈指の部員数を誇る強豪校なんです。

この名門校を創部以来、およそ３０年にわたって率いているのが、井手口孝監督です。井手口監督が率いる福岡第一高校の象徴的なポジションが「ガード」。チームの司令塔となるポジションで、パリオリンピック™でも活躍した河村勇輝選手も、ポイントガードとして福岡第一で指導を受けたＯＢの１人です。

福岡第一の象徴的なポジションとも言えるガード。今年のチームではそのポジションをなんと、双子の兄弟が担っています。２年生の兄・宮本聡（みやもと・そう）選手と、弟の耀（よう）選手の“宮本ツインズ”です。奈良県出身の２人は、ともに身長１６８センチと小柄ですが、体格差をものともしないスピード溢れるプレーが持ち味です。そんな２人を橋本由紀アナウンサーが直撃しました。

橋本アナウンサー：なんで福岡第一に行こうって決めたんですか？

兄・宮本聡選手：やっぱりバスケットボールをやっている以上プロまでやりたいので、そう考えたときに福岡第一の井手口さんの元でバスケをすることが一番の近道なんじゃないかなと思って２人で進学しました

弟・宮本耀選手：日本一のガードが集まる学校なので自分たちも日本一の選手になりたかったので福岡第一を選びました

全国から指折りのガードが集まる福岡第一、井手口監督も指導に熱が入るようで、「ガードに対しては厳しく言う方なので、２人は２年生だけども最近はだいぶ怒られながら、チームを勝たせるというのでやってますからね」

兄・宮本聡選手：合図とかがなくてもここに出せばいてくれるんじゃないかなっていう風にやってます

橋本アナウンサー：そのタイミングわかりますか？

弟・宮本耀選手：アイコンタクトがなくても意思疎通できているので、そこは生まれたときからずっと一緒にいるのでそこが大きいのかなと思う

息ぴったりの２人はチームの寮でも同部屋。その寮生活ではあまりにも仲がよすぎるエピソードが。部屋での自由時間には、同じベッドに２人で横になって、韓国ドラマなどを見ているそうなんです。

橋本アナウンサー：２人でいられてここが一番嬉しいってところはありますか？

兄・宮本聡選手：うまくいっていないときにも１人になることなくずっと一緒にリフレッシュしたり２人でいられるのでそれは心強いです

弟・宮本耀選手：プレー面でもそれ以外のことでも聡がいることによって助けになっている部分が大きいのでそれは双子でよかったなと思います

私生活でも仲良しの宮本ツインズ。試合では兄弟ならではの阿吽の呼吸でチームを勝利に導きます。兄・宮本聡：福岡第一のポイントガードとしてチームを勝たせられるようにチームを勝利に導くプレイヤーにならないといけないなと思います

弟・宮本耀選手：２年生ですけど責任を持ってその役割を果たせるように、チームを勝利に導けるように頑張りたいと思います