往年のハリウッドやヌーヴェルヴァーグの映画で、煙草は欠かせない小道具の一つでした。特に酒場のシーンでは、男性のみならず女性俳優もカクテルを片手に紫煙をくゆらせる仕草が格好良く、大いに憧れを抱いたものです。
翻って今日の映画をみるに劇中での喫煙シーンはほぼ姿を消し、リアルな酒場でも禁煙、あるいは電子タバコのみOKというバーが少なくありません。そんな中、愛煙家諸兄がリラックスしてお酒が楽しめる喫煙可能なバーをご紹介します。
食事もできる六本松のカフェ&バー
近年、発展著しい六本松エリアのランドマークとして「福岡市科学館」「蔦屋書店」「ボンラパス トレゾ」などが入居する複合施設「六本松421」。そのすぐ近くの六本松西交差点の角地で、夜な夜な賑わっているカジュアルなカフェ&バーが「クロノ」です。
店主・鶴元幸志郎さんイチオシのドリンクは、生姜を漬け込んだ自家製のジンジャーウォッカを使った「モスコミュール」(800円)。スパイシーな香りが漂い、奥様の舞さんが手づくりする料理ともよく合います。アイルランドのウイスキー「ジェムソン」にコーヒーを合わせた「アイリッシュコーヒー」(1,000円)は、食後の一服にピッタリです。
ヴィンテージな音楽とウイスキーを愉しむロックバー
2軒目は、大名のど真ん中にあるロックバー「ON THE ROCKS」です。店内の棚を占める約3,000枚のアナログレコードは、マスターの矢田正幸さんが高校生の時から集めてきたというコレクション。英国製のアンプ"McIntosh"とスピーカー"TANNOY"というヴィンテージなオーディオシステムで、クラシックなロックを中心に聴かせてくれます。
この店の名物は、ボトルごとキンキンに冷やした氷なしの「角ハイボール」(800円)。矢田さんは元洋酒メーカーの出身で、シングルモルトをはじめとするウイスキーの品揃えも秀逸です。希少なボトルはオンザロックといわず、ぜひストレートで味わってください。
中洲の正統派オーセンティックバー
はしご酒の最後は、中洲にあるオーセンティックバー「BAR CLOUD9」で。2019年の開店と、中洲では比較的新しいバーながら、オーナーバーテンダーの團野啓昭さんは日本バーテンダー協会福岡県支部の技術研究部長を務める実力者。全国大会の常連でもあり、スタンダードからオリジナルまで、好みに合わせたカクテルを作ってくれます。
愛煙家にお勧めの一杯を注文すると、シェイクして差し出されたのは「エスプレッソ・マティーニ」(2,200円)。ほろ苦いエスプレッソの香りにクリーミーな泡の舌触りの組み合わせが絶妙で、食後のコーヒー感覚でスイスイと飲めてしまいます。そして締めの一杯には、定番カクテル「ネグローニ」のベースをジンからウイスキーに替えた「ブールヴァルディエ」(2,800円)を。イタリアンベルモットとカンパリの甘美な味わいに酔いしれれば、これほど1日を締めくくるにふさわしいカクテルもありません。
喫煙可能なお店はこちらから
UMAGAでは、喫煙可能(屋外喫煙スペース有りなど含む)なお店をこちらにまとめていますので、愛煙家の方はご活用ください。
ジャンル:ダイニングバー、バー、カフェ
住所:福岡市中央区六本松2-13-5 イーエム六本松駅前1F
電話番号:092-713-3599
営業時間:18:00~OS翌1:30(金・土曜は~OS翌3:00)
定休日:月曜
席数:カウンター6席、テーブル34席
個室:なし
メニュー:チャージなし、生ビール650円、ハイボール600円~、グラスワイン600円、カクテル800円~、ポテトサラダ480円、自家製ピザ1,500円
URL:https://www.instagram.com/ropponmatsu_chrono/
ジャンル:バー
住所:福岡市中央区大名1-3-39 養巴ビル2F
電話番号:092-771-3103
営業時間:20:00~翌3:00
定休日:不定
個室:なし
メニュー:チャージ900円、角ハイボール800円、ウイスキー700円~、カクテル850円~
URL:https://www.facebook.com/OnTheRocksFukuoka/
ジャンル:バー
住所:福岡市博多区中洲2-6-23 コウフクビル1F
電話番号:092-292-7849
営業時間:18:00~翌3:00
定休日:日曜
席数:カウンター7席、テーブル5席
メニュー:チャージ900円、栗のカクテル3,300円、Le Chainon(ル・シェノン)2,200円、フルーツカクテル2,400円~、カクテル1,600円~、ウイスキー1,400円~
URL:https://www.instagram.com/barcloud9/
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