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しいたけ食べてハッスル×2 うま味の広報マン

大分県は全国有数の「乾しいたけ」の産地として知られ、毎年、全国の品評会で高い評価を獲得している。なかでも「原木しいたけ」は、原木を育てるのに約15年、こま打ちをしてから収穫できるまで約2年かかるが菌床のしいたけと比べると肉厚で色つやも良く、味も格別。


大分県豊後大野市で、地元生産者が栽培した「しいたけ」専門問屋「茂里商店」。代表の茂里剛さん(62歳)は2代目。毎日のように生産者を訪ねエネルギッシュに活動を続けている。茂里商店が近年力を入れているのが、調味料などの「加工品開発」。しいたけのうま味成分に注目した商品は評判で調味料に関する賞も数多く受賞。


年々消費量が右肩下がりのしいたけだが、多くの世代が椎茸の魅力を知るきっかけとして着実に売り上げを伸ばしている。近年では、しいたけの栽培にも挑戦。自ら生産することで、しいたけの奥深さを知り尽くし、より良い商品作りを目指しています。「しいたけの持つ本来の力を知ってもらえれば、消費も増え、業界もにぎわってくれるはず」と語る茂里さんの情熱に迫る。

企業名:茂里商店
ホームページ:https://www.mori-shouten.co.jp/
 

大分県産乾しいたけ「うまみだけ」
ホームページ:https://oita-umamidake.jp/

取材後記

常に大分のしいたけ業界を盛り上げるために何をすればいいかを考え、行動に移す、とにかくパワフルな茂里さんでした。地元の人から譲り受けた、しいたけのほだ場(育成場所)での取材の際は寒波が到来し、雪がちらつく極寒の中でも、ユニフォームというシャツとエプロン姿で少し震えながらもインタビューに元気に答えていただきました。

 

大分県民でも名産ということは知っていても、若い人世代は食べなくなってしまった「乾しいたけ」。私もこの取材を機に初めて料理をしましたが、つたない私の料理でも味全体の深みが増し、いつもと違う高級感のある味になりました。しいたけを使用した調味料の購入は茂里商店HPから、レシピは大分県のHPで掲載しているのでぜひご覧になって、食卓に取り入れてみてください!

 

(OBS大分放送/植村 裕)

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