飲食店を探すとき、「UMAGA」や食べログなどのグルメサイト、SNS、雑誌、テレビというようなメディアを参考にしている人も多いでしょうが、一番信じられるのって知り合いから教えてもらう店ではありませんか。
「UMAGA」でも月に一度公開している「私、この店、大好きなんです」シリーズはまさにそんな企画。福岡で外食が大好きで、いろいろなところに行っている方々が、自分のお気に入りの店について教えてくださるというものです。
この1月31日、それを本にまとめた「私、この店、大好きなんです。3」が発売になりました。編集・発行は「UMAGA」の元編集長・弓削聞平さん。「3」とあるように、2021年と2022年にも発行されていて、今回が第3弾です。

この本を作るときには、まず50人以上のインスタグラマー、グルメライター、料理研究家といったグルマンたちにアンケートを取るそうですが、できるだけミシュランやテレビといったメディア常連店ではないところで、しかも気に入って何度も行っているところを選んでもらっているんだとか。つまり、みんなが知ってる有名店ではなく、存在は地味だけど執筆者自身が「ここ、大好きなんですよね」というお店を紹介しているそうなんです。

多くのメディアは、ライターさんなどがアイドルタイムなどお店が忙しくない時間に行って、店長などからお話を聞いて書くというスタイルがほとんどで、その書き手は営業中にそのお店に行ったことがないということもままあります。しかし、この本においては、そのお店のことを客として通い、お店の本当の姿を自身の目や胃袋で体感したうえで、その魅力を熱く語っているのでリアリティあふれるものになっています。
客観的評価として「いい店」を選んだわけではなく、「ただただ、自分が愛する店」ですので、読む人によっては合わないということもあるでしょうが、飲食店というのは大なり小なりお客の嗜好に左右されるものですから、この本ではあえて書き手の主観で選び、書いて、店長の話を書くとか、食レポなので「おいしい」とか「いいお店ですね」としか言えないといったことではなく、感じたまま熱量たっぷりに表現しています。
掲載しているお店は、居酒屋、焼鳥からフレンチ、イタリアンなどジャンルは様々ですが、バーや喫茶店といった飲物メインのところではなく食事ができるところのみ。掲載店は50軒とそう多くはありませんが、熱きファンのほとばしる愛情を感じ、ぜひご自身の生涯つきあえるお店を見つけてください。
発行:聞平堂
発売日:2025年1月31日
仕様:B5判変形(天地235mm×左右182mm)、本文オールカラー 104ページ
価格:1320円(1200円+税)
福岡都市圏の書店・コンビニエンスストア・アマゾン・聞平堂オンラインショップで販売
アマゾン https://x.gd/vHpZJ
聞平堂オンラインショップ https://bunpeido.thebase.in/
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう