水辺の管理人・ライフセーバーのシャツを着た門谷千秋(かどやちあき)さん・65歳。何と、去年の夏前に資格を取ったばかりの新人だ。旧姓が“春永”であったことから「ハルさん」と呼ばれて、福岡県の福間海岸でマリンスポーツのお店を経営しながら、「海の素晴らしさ」を伝え、「保全活動」に精を出している。
ライフセーバーの資格もその一環である。「人と海をつなぎたい」ハルさんの口癖である。年々、海水浴客の減少など海を楽しむ人が減ってきている。そのために海をアピールするのがハルさんの日課。その集大成が「シーガルカップ」。毎年10月に開催される海のイベントで去年44回目を迎えた。
福間海岸のゴミ拾いから、ウインドサーフィンの競技など様々な催しで海のすばらしさを伝えてきた。参加者は約300人の老若男女。大人から子供まで海の楽しさを存分に味わう大会である。また、キッズスクールの開催や行政とも組んで海の環境学習を行うなどその活動は幅広い。海にかかわって40年、その恩返しにと「人と海をつなぐ」活動に精を出す1人の女性を追った。
(制作:RKB毎日放送/ 原田 容良)
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