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福岡県内60市町村で、各市町村の「自慢」と「不満」をインタビュー。今回の舞台は、福岡県の中心に位置し、古くから交通の要所として栄えた筑紫野市です。一体どんな自慢と不満が飛び出すのでしょうか。
二日市温泉が自慢!
「博多の奥座敷」と言われる二日市温泉は1300年以上の歴史を持ち、昭和の歌姫・美空ひばりも愛したと言われています。
遊ぶところはイオンのみ
「遊ぶところがイオンしかない」と不満をこぼす女性。今からどこに行くのか尋ねてみると、やっぱりイオンでした。
九州で1番古い武蔵寺がある

太宰府天満宮の陰に隠れていますが、実は筑紫野市にもこんな財産があったのです。
アノ人も筑紫野市に住んでいた!なのに……
実は、広瀬香美は6歳から高校卒業まで筑紫野市に住んでいました。しかし、筑紫野市在住の人はほとんど知らないそうです。
居酒屋が多い

「仕事帰りにふらっと入れそうな居酒屋が多いのが自慢」だと言う、福岡市内から筑紫野市に通勤している男性。しかし、当の本人は早く家に帰りたいため仕事帰りに立ち寄ったことはないそう。
電車が少ない

なぜ早く帰るのかと言えば、ずばり「電車の本数が少ない」からだそう。
「ころしのカレー」に潜入調査!
さまざまな自慢と不満が出る中、多くの人が「自慢」としてあげたのが「ころしのカレー」。

なんとも物騒な名前ですが、果たしてどんなお店なのでしょうか。思い切って中に入ってみると、意外とアットホームな雰囲気です。「ころし」の要素は、どこにも見当たりません。
メニューはカレーのみ。辛さが7段階あり、トッピングが選べるようです。さっそく、一番ベーシックな「ころしのカレー」を食べてみます。
「ころし」と名がつくくらいなので、めちゃくちゃ辛いのかと思いきや、甘くておいしい!これにはスタッフもびっくりです。
どうやら、タマネギとフルーツをふんだんに使い、甘みを引き出しているようです。一体、どこが「ころし」なのでしょうか。
店の方に尋ねてみると、なんと、女性好きの初代オーナー・山之口真さんが、女性に喜んでもらえるような甘さがひきたつ「女ごろしのカレー」をつくったのが始まりとのこと。その名残から「ころしのカレー」が生まれたとのことでした。
ベテランドライバーも嫌がる“激せま”道路
一方、最も多かった不満は「道幅が狭い」というものでした。確かに、対面通行なのに道幅250cmなのは当たり前。おまけにカーブや石垣、電柱などもあって非常に通りにくい道がたくさんあります。よく見ると、道沿いには車がこすったであろう傷もチラホラ。いかに狭い道かを物語っています。
なぜこんなにも狭い道が多いのか、福岡大学 人文学部文化学科 人文地理学の藤村健一准教授に話を伺ってみました。
一概には言えないとのことですが、どうやら大正時代の頃から道はあまり変わっていないそう。昔からある農道や山道がそのまま残っているから、狭い道が多いのではないかと考えられます。
では、運転を生業としているプロのドライバーはどう思っているのか、二日市交通株式会社のタクシードライバーを直撃してみました。すると、やはり「ものすごく狭い」と、ひと言。
“激せま”道に挑戦!
プロの運転手が恐れる難所はどれほどのものなのか。実際に番組スタッフが体験してみました。挑戦したのは、二日市八丁目付近にある道幅220cmなのに一方通行ではない、離合はほぼ不可能の激ムズ細道です。
車が本当にスレスレで、見ているだけでヒヤヒヤ。ガードレールの存在がより圧迫感を演出しています。慎重に運転することでなんとか無傷でゴールできました。
しかし、それを上回る難所が、針摺東一丁目付近にある道路です。90度以上に折れ曲がった角には出っ張っている石垣が待ち構えていて、まさに恐怖のV字カーブ。その先にあるのは、さらに細い道です。終盤には電柱もあり、なかなかの難易度。
よく見ると、電柱には車がこすったであろう傷が生々しく残っています。素人が無傷で通るのは無理がありそう……ということで、筑紫野市を走り回るベテランドライバー・白水重喜さんに運転してもらいました。白水さんでさえ、この道は自信がないそうです。
恐怖のV字カーブもお手の物。続く細道もあっさり通り、なんなくゴール!
しかし、白水さんは「プライベートでは通りません」とのことでした。

もし、あなたの町にも狭い道があれば、番組公式「X」または「Instagram」@hakatanoosamaまで、情報をお待ちしています!
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