先日、サガン鳥栖の試合を見に行ってきました。キックオフ時刻は午後2時。そこから約90分間強い日差しを浴びながらの応援でした。その結果、紫外線から肌を守れず顔が真っ赤に日焼けしてしまいました(なお、サガン鳥栖はリードを守れずドローでした)。この時季の紫外線をあなどってはいけないと改めて思った次第です。
地上に降り注ぐ紫外線の総量としては皆さんご想像の通り、7月や8月が非常に多くなります。しかし、紫外線の「強さ」となると、実は6月が一番強いのです。紫外線は太陽の高度が高いほど強くなります。つまり、一年で最も太陽の高度が高くなる夏至(今年は6月21日)が一番紫外線の強い日になります。
この時季はちょうど九州北部は梅雨に入っているため、紫外線が雲によって遮られることが多く、紫外線を真夏ほどは気にしていないという方も多いかもしれません。ただ、曇りでも快晴時の約6割は地上まで降り注ぎます。そして、晴れた時にはフルパワーの紫外線が降り注ぐため、梅雨の晴れ間は特に注意が必要です。
1週間後はちょうど夏至です。今は雨続きですが、予報では来週梅雨の晴れ間になりそうな気配が……。日傘や帽子などを活用し、この時季の強烈な紫外線を防止しましょう!
横尾槙哉=RKB気象予報士・防災士
毎日新聞福岡版 2025年6月14日掲載
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう
関連ワード横尾槙哉