家族で、接待で、女子会でいつものランチよりちょっと贅沢に。ゆったりとした時間を過ごしたい方にオススメのランチシリーズ。今回お邪魔したのは、桜坂にあるビストロ「POCO A PETIT」です。フレンチをベースとし、イタリアンや和食のエッセンスを感じさせる創作料理が提供されています。
お店は、鮮やかなブルーの外観が目印。桜坂のはなみずき通りの裏手、閑静な住宅街にあります。店内は、カウンターとテーブル2つのわずか8席。オーナーシェフの武末侑也さんいわく、「調理も配膳もすべて1人で行っているため、自分の目が行き届く広さにしました」とのこと。ランチ、ディナーともに3組限定です。
今回は、ランチタイム限定のコース「STAUBごはんのライトコース」(2,980円)をオーダーしました。まずは、本日のスープの「マッシュルームのポタージュ」から。マッシュルームの香りとコクをしっかり感じながらも、あと口はすっきり。味わいの余韻でさらに次の料理が楽しみになります。
続いて、「POCO A PETIT」のシグネチャーメニュー、木箱に入った「9種の前菜小鉢プレート」が登場。この日は、「ビーツとクスクスのサラダ」「アオサと枝豆のゼッポリーネ(イタリア・ナポリの伝統的揚げパン)」、自家製のレモン塩で仕上げた「白身魚とフルーツニンジンのエスカベッシュ」「鴨のロースト」などが並びます。豆皿に品よく盛り付けられた前菜は、色鮮やかで目にもおいしく、どれからいただくか迷ってしまうほど。地元九州産の野菜を中心に使い、素材本来の味わいや食感が丁寧に引き出されています。
次に提供されたのは、季節の洋風炊き込みご飯(写真は2人前)。この日は、「真鯛のアクアパッツァ風ごはん」でした。STAUBで炊き込んだご飯は粒立ちがよく、真鯛の身はしっとり&ふっくら。魚介やトマト、ハーブの風味も食欲をそそります。
今回は、コースにプラス700円でデザートとドリンクを追加でオーダーしました。デザート3種の盛り合わせは、「アールグレイのミルクティーのアイス」「ブランマンジェ」「蕎麦粉のカヌレ(ショコラ)」が登場。なかでも、九州産そば粉100%でつくるグルテンフリーのカヌレは根強いファンがいる一品で、むっちりとした食感と、後半に訪れる蕎麦粉の豊かな風味が特徴です。 鹿児島県奄美産の素焚糖を使った、やさしい甘さも人気の秘訣。月に1度、テイクアウトでカヌレ(1個450円)を販売する日を設けており、そこで購入することができます。Instagramをチェックしてみてください。
コース以外にも、温菜、メインディッシュ、締めの麺料理、デザートなど20種ほどのアラカルトメニューを昼夜ともに用意。いずれも小ポーションでの提供も可能のため、1人での来店も大歓迎とのことです。
店名の「POCO A PETIT」は、“少しずつ”という意味のイタリア語の「POCO A POCO(ポコ ア ポコ)」と、フランス語の「PETIT A PETIT(プティ ア プティ)」をかけ合わせた造語。この店名には、良い素材を少しずつ、色々食べていただく少量多皿のスタイルを意味するのと同時に、現在28歳の武末さん(オープン当初は26歳という若さ!)自身が毎日少しずつ進化していきたいという思いが込められているそうです。
今後の飛躍に期待が高まる「POCO A PETIT」。食欲の秋に、ゆっくりとおいしいものを味わいたい時に覚えておきたい一軒です。
ジャンル:フランス料理、イタリア料理
住所:〒810-0024 福岡県福岡市中央区桜坂2-7-11
電話番号:092-600-2977
営業時間:12:00一斉スタート/18:00~22:30(最終入店20:00)
定休日:水・木曜、不定休
席数:カウンター3席、テーブル5席
個室:なし
メニュー:ランチ限定STAUBごはんのライトコース2,980円、ビストロセット2,300円、季節のおまかせコース6,600円
URL:https://www.pocoapetit.com
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