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ようやく秋が来た!

街中にキンモクセイの香りが漂い、コスモスが見ごろを迎え、山では木々が色づき始めました。ようやく本格的な秋の到来。今年の夏はとにかく長すぎましたね……。

今年、県内で最初の真夏日(最高気温30度以上)になったのは久留米市で、なん4月21日でした。そして、今年最後の真夏日となったのが糸島市で10月18日。半袖を着ていたのがまだ記憶に新しいですね。この真夏日の始まりから終わりを夏とするならば、夏が約半年もの長い期間あったということになります。

この長すぎる夏を乗り越え、ここから秋を楽しむぞ、といきたいところですが、最新の長期予報では12月から一気に寒くなる予想。つまり、秋らしい秋は11月しかないのかもしれないのです。

そんな唯一の行楽シーズンともいえる11月。「今年の紅葉はどうなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

先日、福岡市の油山に行って紅葉を見てきました。長引いた残暑の影響で、色づきはまだこれからという感じですが、葉の痛みが少なく状態は大変良いと感じました。話を聞くと、今年は九州北部への台風の直撃がなかったことなどが理由とのこと。今年は見応えのある紅葉が楽しめそうですよ。
 

横尾槙哉=RKB気象予報士・防災士
毎日新聞福岡版 2025年11月8日掲載

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横尾槙哉