デフリンピック日本代表、金持義和(かなじよしかず)さん(31)
デフリンピックとは、耳が聞こえない、聞こえにくいアスリートのためのオリンピック。
金持さんは、左耳は全く聞こえず、右耳がかすかに聞こえるだけだ。
2013年のデフリンピックブルガリア大会では50m背泳ぎで当時の世界記録を叩き出し金メダルを獲得。2017年トルコ大会では、7つのメダルを獲得。2021年にブラジルで開催されたデフリンピックではリレー2競技で銀メダルを獲得。そして、今年11月に東京で開催されたデフリンピックでも日本代表に選ばれ、4大会連続出場を果たした。
デフリンピックとの出会いが金持さんの人生を大きく変えた。
金持さんは、唐津市出身。3兄弟の末っ子で水泳のコーチをしていた母の影響で8ヶ月から水泳を始めた。
1歳の時の髄膜炎の影響で徐々に聴覚を失っていった金持さんだが、高校生までは健常者の大会でも数々の成績をおさめてきた。
日本初、東京で開催されるデフリンピックをきっかけにもっと耳が聞こえない人を理解してほしい。
背泳ぎで世界一へ。聞こえないというハンディを乗り越え、常にトップアスリートとして闘う苦労と努力を追った。
(RKB毎日放送/ 井上 八月)
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