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心はひとつ 臼杵(うすき)いろ

2024年11月、臼杵市の中央通り商店街(通称:八町大路)で17棟が焼ける大火が発生しました。創業から歴史を重ねてきた「松田玉香園茶舗」もこの火災で全焼。店主の徳丸香枝さん(63)は、道向かいの火の手があっという間に店へと燃え移る様子を、涙ながらにスマホで撮影し続けました。


「父母から受け継いだこの店を自分の代で潰すわけにはいかない。必ず再建する」


その強い決意を支えたのは、周囲からの温かい期待でした。現在は商店街の元理容店を改装した仮店舗で営業を継続しています。大切な茶箱も焼失したため、現在はソフトクリームを主力に、地域の人々が気軽に集える交流スペースを大切に守っています。


火災から1年余りが経過し、街並みは落ち着きを取り戻しつつありますが、客足は依然として戻りきっていません。それでも徳丸さんは「店と八町大路が、もう一度元気な姿で一つになりたい」と願い、復興に向けたイベントを企画するなど、歩みを止めることなく挑戦を続けています。


(OBS大分放送/北里邦寿)

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