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博多駅地下街で昭和から変わらない懐かしちゃんぽん

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"天神ビッグバン"の象徴ともいえる「ワンビル」の開業から早一年。今ではすっかり天神のランドマークとなりましたが、以前はこの場所に「福岡ビル」「天神コア」「天神ビブレ」の3つのビルがありました。オフィスビル、ファッションビル、カルチャースポットと性格の異なる施設でしたが、それぞれの地下にはレストラン街があり、僕も学生時代から買い物のついでやバイト帰りに、福ビルの「ふきや」、コアの「味の正福」「グルメ風月」などによく立ち寄ったものです。そのうちの一軒が、ビブレの地下にあった「名代ラーメン亭」。天神のど真ん中にありながら安くてうまいラーメン屋としてお世話になっていましたが、ビブレなき後も変わらぬ味を提供しているのが、「名代ラーメン亭 博多駅地下街店」です。

名代ラーメン亭_外観

店としてはこちらの方が古く、なんと昭和42年(1967年)に博多駅地下街が開業した当初から営業している老舗。昭和40年代の初め頃までは、まだ現役でSL(蒸気機関車)が走っていたといいますから、その歴史の古さがうかがえます。
博多ラーメンとチャンポンが二大看板メニューですが、ほとんどのお客さんがセット(ミニ炒飯付)か定食(ミニ炒飯+餃子付)で注文しているのを見て、思わず「チャンポンセット」(990円)を頼んでしまいました。

名代ラーメン亭_料理1

ほどなく着丼したチャンポンは、トップに半切りのゆで卵が鎮座する独自のスタイル。シャキッと炒めたキャベツ、モヤシ、玉ネギ、青ネギ、人参に、コリッとした食感のキクラゲ、豚肉、カマボコ、さらにイカゲソまで入った具だくさんの布陣です。

名代ラーメン亭_料理2

レンゲですくった茶褐色のスープは、昭和の時代から変わらぬ"イニシエ系"博多ラーメンと同じ豚骨がベース。長時間煮込んだ濃厚なコクと旨みに加えて、たっぷりの野菜から染み出たまろやかな甘みが感じられます。

名代ラーメン亭_料理3

やや平打ちの中太麺は、タリアテッレやフェットチーネといったイタリアの手打ちパスタを思わせる食感です。モッチリとしながらも歯切れがよく、スープや具材ともよく絡みます。

名代ラーメン亭_料理4

つい勢いで頼んでしまったセットのミニ炒飯は、挽肉、卵、青ネギをサッと炒めた、しっとり系のやさしい味わい。後半戦、具材のエキスが染み出た濃厚なスープに合わせるとちょうどいい塩梅です。

名代ラーメン亭_テーブル

卓上にはトッピング用の辛子高菜、紅ショウガのほか、胡椒、ラー油、酢、自家製ニンニクペーストなど、多彩な薬味と調味料が用意されています。これらを組み合わせながら変幻自在に自分好みの味付けにすることができるのも、この店ならではの楽しみ方です。

名代ラーメン亭_店内

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