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エープリルウエザー

「エープリルウエザー」と聞いてどんな天気を思い浮かべますか?エープリルフールから連想してウソの天気予報!?いえ、そうではありません。これは欧州などで使われている言葉で、「変わりやすい天気」のこと。4月は低気圧や高気圧が交互に通過することで目まぐるしく天気が変わっていくことを表しているのです。

日本の春も欧州と同様に天気は周期変化します。このため日本でも似たようなことわざがあります。「春に三日の晴れなし」や「ふる・ふく・どん」。前者は聞いたことある人も多いかもしれませんね。「ふる・ふく・どん」は春の天気が「降る(雨)」「吹く(風)」「どん(曇天)」を繰り返すことを表した言葉です。今月の福岡市はことわざ通り、ふる・ふく・どんを繰り返しているのです。こうした春特有の不安定な天気は、ダムの貯水率にわずかながら変化をもたらしています。

これまで減少の一途をたどっていた貯水率は現在横ばい、または微増に転じています。ダムの担当者は「春になってようやく水の利用量とダムに流れ込む雨の量が同じになってきた。安心できないが、4月の降水量は多い予想なので期待したい」と話しています。エープリルウエザーがダムの貯水量を増やしてくれるといいですね。

 

横尾槙哉=RKB気象予報士・防災士
毎日新聞福岡版 2026年4月11日掲載

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