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幼児の体調変化に注意~新型コロナの高熱で「熱性けいれん」のおそれも

新型コロナの感染者は爆発的に増え続け22日も過去最多となる1万2000人を上回る陽性者が報告されました。子供たちが夏休みに入り人との接触が増えるこの時期こそ、基本の感染対策に立ち返ることが重要です。  

増えるプール入場者「暑くて公園には行けない」

北九州市小倉南区にある市民プールでは新型コロナの感染対策として今年は一度に入場できる人数を3500人に制限しています。
RKB黒木秀弥「照りつける太陽。こんな暑い日に入りたくなるのがプールですよね。こちらには、午前中からたくさんの家族連れが訪れています」
北九州市は無料で入場できる市民限定のキャンペーンを実施していることもあり入場者数は去年の1.5倍ほどで推移しているといいます。
家族連れ「夏休みの思い出にしたくて来ました、天気がいいので」「他の人と距離を取りながら、楽しめるかなと思って、友達とかは誘わずに」「屋外できることとマスクをしなくても大丈夫かなというギリギリのラインというか室内遊びよりかはいいかなと、暑いからといって公園に行くわけにはいかないので」
23日は夏休みに入って初めての週末となります。さらに多くの家族連れが予想される中、プールの関係者は感染予防を徹底するしかないとしています。
アドベンチャープール田村仁志所長「スタッフも何人か休んでおりますし、濃厚接触者も増えている。消毒、スタッフの健康管理などしかやりようがない。できる限りのことはしていきたい」

福岡で初めて1万人超え

福岡県の新型コロナの感染者は21日、初めて1万人を超えました。病床使用率をみると今月7日までは10%台で推移していましたがこの2週間で一気に上昇、コロナ特別警報の目安となる50%を超えました。

新型コロナの患者が入院している福岡市早良区の九州医療センターは今週に入り、30床ある専用病床がすべて埋まりました。
九州医療センター感染症内科・長﨑洋司医長「高熱があって非常にぐったり、全身倦怠感といってきつくて動けないくらいになる、喉の痛みがひどくて食べられなくなるというのが主な症状になると思う。インフルエンザと非常に似たようなウイルスになると思っている」
福岡市の感染者年代別福岡市が21日発表した感染者の年代別の割合です。子供や40代以下の大人が8割近くを占めています。長﨑医師は感染拡大を防ぐためにも体調の変化に注意しながら行動して欲しいといいます。
九州医療センター感染症内科・長﨑洋司医長「一番は、体調が悪いとき、ちょっと咳き込むときは友達と遊ぶのは控えよう、塾も控えよう、ということになる。これは成人にとっても言えることなので、ここに尽きる」

発熱外来パンク寸前「幼児は体調変化に注意」

一方で爆発的な感染拡大とともに最近はPCR検査などを希望する人も急増しています。発熱外来のクリニックもパンク状態に近づくなど大きな問題となっていますが長﨑医師は冷静に判断し、行動して欲しいとしています。
九州医療センター感染症内科・長﨑洋司医長「熱だけで比較的元気であれば、夜間はゆっくりする、しかるべき日中に受診する、本当に元気であれば数日自宅で、自宅療養することが感染を拡大させない一番の対策ではないかと思う。コロナかもしれないといって救急車を呼ぶとか、夜間あえてたくさん待合いがいる急患センターにいくということはできるだけ避けていただきたい」
その上で、赤ちゃんなど幼児については大人が体調の変化を注意して見て欲しいと話します。
長﨑洋司医長「注意しないといけないのが、小さな子供で哺乳不良があるとか、あるいは、あやしてもずっと機嫌が悪いとか、すごくぐったりしている、意識の状態がぼーっとしている、高い熱で「熱性けいれん」というがけいれんが起こっている場合には、かかりつけ、救急外来を、近くの病院を受診する」

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