「ラジオの新たな価値創造」
に挑む

PROFILE

新卒2020年入社

渡辺 莉緒Rio Watanabe

ラジオ局編成業務部

“音”を通じて、
リスナーの想像力をかき立てる

ラジオ番組とSNSを連携させ、改編時にはRKBオンライン(ホームページ)の内容や番組ロゴも考えたり、放送と連動するイベントの企画運営をしたり、ラジオ番組まわりの環境を整え、支える仕事です。現在、2つの番組でプロデューサーを務めています。
1つは『白岳KAORU研究所(はくたけかおるけんきゅうじょ)』。スポンサー提供の米焼酎を飲みながら、2人のパーソナリティーがマンスリーゲストの魅力を語り合う番組です。取材・録音した内容をもとに局で番組を構成し、収録時は私もお酒をつくる係でスタジオに入ります。
もう1つは、私が企画から立ち上げた『今夜、サバき〼。(さばきます)』。パーソナリティーは福岡吉本の女性タレントで、酒のアテになる料理をゆったりトークで紹介する番組です。キッチンスタジオで料理を作る時に収録した音を、スタジオで流し、語りを乗せていきます。この番組のカギは〝音〟。例えば、揚げ物を揚げる心地よい音を聴いて想像をふくらませたリスナーは、YouTubeで作り方の動画をチェックできます。さらに放送前にはインスタライブも行っているため、パーソナリティーと直接つながることも!
こんな風にラジオ・YouTube・インスタライブを連動させながら、番組を盛り上げています。
ラジオの仕事に就いて「音」の魅力に気づきました。ラジオはリスナーの想像力をかき立てるメディア。どんな「音」でリスナーを惹きつけようか、いつも考えています。

自分の時間を楽しめる、
ラジオとスマホの共通点

地元出身なのでRKBにはずっとなじみがありました。ラジオまつりは毎年家族で遊びに来ていたし、父が車で流すのはいつもRKBラジオでした。そして、影響力の大きな世界で生きてみたい、放送業界の激変期を肌で感じたいと思い、この会社を選びました。
特に配属を意識していたわけではなかったけれど、以前からオールナイトニッポンを聴いていてラジオは好きでした。ラジオは基本的には1人で楽しむ世界。現代社会のスマホ相手に1人の時間を過ごす文化にもマッチしていると思います。「自分の時間」を大切にしている私自身もラジオとの相性がいいなと感じています。
入社2年目からプロデューサーをさせてもらえるなんて、本当に恵まれています。ラジオ編成にはベテランの先輩方が多く、若者世代のツールに苦手意識がある方が少なくありません。だから慣れている私たち若い世代に、チャンスを与えてもらえる。SNSやWEBとラジオをいかにうまくつなげるか、すべてが挑戦。だからこそ、やりがいがあります。

手を挙げればチャンスがもらえる、
仕事の現場

ラジオは昔から身近な双方向メディアです。匿名性が高く、自分を飾る必要がないので本音でやり取りできる。また最近ではハガキ、メールのみならず、Twitterでもパーソナリティーにリアルタイムでメッセージを送ることが出来るため、より時間差のないコミュニケーションが可能になっています。さらに、SNS上で同じハッシュタグをつけてつぶやくことで自分以外のリスナーともコミュニケーションがとれるなど、ラジオの世界は進化しています。まだラジオを知らない人にこの魅力を伝えたい。それが私の願いです。
私たち若い世代にはチャンスがあります。実際に意見が取り上げられやすく、ツールの選択や組み合わせも任せられています。意欲も湧き、自分の存在意義を実感することができます。特に、コロナ禍のタイミングで入社したからこそ、かえって活躍できる場が増えました。
ラジオに対する既成概念を払拭できれば、もっと可能性は広がります。ラジオはスマホで気軽に聴けて、全国に自分のメッセージを届けられる。誰でも気軽に参加できる自己表現の場という、ラジオの新たな価値を知ってほしい。
リスナーが参加したいと思う番組を増やすのが、私のミッションです。現代のツールを知っているからこそ生み出せるアイデアがある。手を挙げれば「やってごらん」とチャンスがもらえます。一時的なブーム(流行)ではなく、習慣化するメディアとしてラジオの可能性を広げたいですね。

心に残る言葉をノートに綴り、
思索を深める時間

趣味は読書。中でも作家・伊坂幸太郎さんの作品が大好きです。伊坂さんの作品を読んでいると「考えること」の大切さを教えられている気がしますし、何より勇気が出ます。作品の感想と好きな言葉を書き出したノートを、学生時代からずっとつけています。英語も勉強中です。また、テレビ東京の『カンブリア宮殿』が大好きで、失敗や挫折を糧に成功した実例から勇気をもらい、言い訳をしない潔さを学んでいます。私にとって自分の頭で考えたり、分野に捉われることなく自由に学んだりする時間がとても大切です。