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世界一の九州が始まる!

番組概要

九州で、情熱を傾け、挑戦する人たち。
命をつなぐ食の生産者、伝統工芸に新しい技術や素材を組み合わせる工芸家、若きクリエーター、最先端技術に挑む企業技術者や町工場、世界記録に挑むアスリート、人気ショップやイベントの仕掛け人、巨大建設物のプロジェクトリーダー・・・。
さまざまなジャンルで、「世界一」「オンリーワン」と誇ることの出来る九州の魅力を紹介します。

次回の放送内容

世界一の九州が始まる!【大地をつなぐ!幻の西洋野菜】【字】

番組内容1
土からあらわれたのは大根?白いニンジン?…鹿児島県垂水市で栽培される幻の野菜「パースニップ」。
日本では流通量の少ないヨーロッパ原産の野菜だ。
青果市場を営む小谷豊さん(56)真知子さん(57)夫婦が地元の農家とともに6年前から生産。


番組内容2
栄養価が高く加熱すると甘みとホクホク感が増す味わいは、料理人からも注目されている。
耕作放棄地が増える中、幻の西洋野菜を地元の農業の活路に…国産パースニップの産地化を目指す市場の挑戦を追う。


制作
MBC南日本放送


おことわり
番組の内容と放送時間は変更になる場合があります。

今回の放送内容

あなただけの花 咲かせてみませんか?

冬から春にかけて花壇を彩る花、パンジー・ビオラ。色も姿も多彩で、愛好家による個人育種が盛んな花でもある。そんなパンジー・ビオラの育種が宮崎を中心に広まっている。その理由はカリスマ育種家とも呼ばれている、川越ROKAさん(63)の存在があるからだ。

ROKAさんは園芸雑誌に特集が組まれるなど、愛好家の中では超有名なパンジー・ビオラの育種家。これまで生み出した花は数えきれないほどで、毎年100品種以上の新しいパンジー・ビオラを交配している。ROKAさんが育種を始めたきっかけは偶然見つけた小さなビオラ。その花との出会いをきっかけに、ROKAさんは育種の世界にハマったという。

また、自分の知識を惜しみなく伝えるROKAさんは、宮崎を中心に育種家の育成にも積極的に取り組んだ結果、全国でも宮崎が最もパンジー・ビオラの育種家が多い場所となった。ROKAさんとの出会いをきっかけにプロの育種家としてデビューをした主婦もいる。新し花の誕生の裏側を支えるROKAさんの日々を追う。

企業名:フラワーブティック アナーセン
住 所:宮崎県宮崎市跡江1380-9
電 話:0985-48-2668

取材後記

ROKAさんは個人育種家でありながら、種苗会社から苗を預かり新たな品種開発のアドバイスも行っています。研究機関もたびたびハウスへ視察に訪れるそうですが、まず驚くのは苗の管理方法。風通しが良く、さまざまな虫が簡単に出入りできる自然に近い環境で育種を行っていることが、研究者たちの常識を覆すのだそうです。しかし、人工的に創り出す育種ですが徹底的な管理をしないことで想像以上の花が生まれる、ROKAさんはそれも育種の面白さのひとつだと話していました。

ROKAさんが発見したアルベンシスという原種により、日本の平成時代の個人育種が本格的に始まったパンジー・ビオラの育種の世界。多くの人にその系統は引き継がれ、新たな育種家が誕生しました。今では、ROKAさんの育種講座を受けたことがきっかけで、ありまさんのようにプロの育種家として活動している方々が宮崎にはたくさんいらっしゃいます。現在は後進の育成に奮闘しているROKAさん。全国各地で行われる育種講座はいつも満員御礼になるほど。

宮崎から日本全国、そして世界に誇るパンジー・ビオラの育種の世界はまだまだ広がり続けそうです。
 

 

(MRT宮崎放送/木山 奈緒)

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