なかなか終息の見通しが立たない新型コロナウイルス感染症に対して、私たちは今もなお感染防止のための様々な対策に取り組む日々を送っています。
あらゆる場所でマスクを着用し、徹底した消毒や手洗いを行い、こまめな換気を心がけ、人と人の間に距離を設けたり、仕切り板を立てたり、集まる人数や時間の制限をしたり、予防のために積極的にワクチン接種を行ったり…。
現在は、オミクロン株の流行により重症化率こそやや低いデータが出ていますが、短期間で広がるその強い感染力は、今なお社会の大きな懸念材料となっています。いつどこで感染の危険にさらされるか分からない状況の中で、私たちは今まで以上に、どんな行動を心がけ、どんな対策を講じていったらよいのでしょうか。
あらゆる場所でマスクを着用し、徹底した消毒や手洗いを行い、こまめな換気を心がけ、人と人の間に距離を設けたり、仕切り板を立てたり、集まる人数や時間の制限をしたり、予防のために積極的にワクチン接種を行ったり…。
現在は、オミクロン株の流行により重症化率こそやや低いデータが出ていますが、短期間で広がるその強い感染力は、今なお社会の大きな懸念材料となっています。いつどこで感染の危険にさらされるか分からない状況の中で、私たちは今まで以上に、どんな行動を心がけ、どんな対策を講じていったらよいのでしょうか。
新型コロナ感染予防に必要なことは?
1. 十分な睡眠時間をとること
2. 湿度・温度を適度に保つこと
3. 体を温めて血流を促進すること
上記のことに加えてできることがあるとすれば、自分自身が本来備えている「免疫力」を高めることです。実はこれが、新型コロナ感染予防にとってもっとも重要なことかもしれません。
免疫力を上げるために
免疫力は、簡潔にいえば体に備わっている防衛能力のことです。つまり、ウイルスや細菌等の病原体や異物が体に侵入するのを防ぐ力、あるいは、傷ついた組織を修復する力です。
免疫には2つの種類があり、1つは、生まれつき体に備わっている「自然免疫」、もう1つは、「獲得免疫」です。「獲得免疫」は、過去に自然免疫が働いた結果つくり出された抗体や、ワクチンなどによってつくり出された抗体によって外敵である細菌などと戦うもの。免疫は、この2段構えでその力を発揮するシステムになっているのです。
同じ状況下でもコロナに感染する人としない人、また、感染した人の濃厚接触者としてほぼ同じ条件で認定されても、検査で陽性と出る人と陰性と出る人がいます。この違いの理由は、決して一概には言えません。しかし、少なくともこの免疫力の差が大きく関係しているように感じられます。
詳しい解説は割愛しますが、免疫力を高めるためには、主に次のような習慣を意識して行動することがよいとされています。
免疫には2つの種類があり、1つは、生まれつき体に備わっている「自然免疫」、もう1つは、「獲得免疫」です。「獲得免疫」は、過去に自然免疫が働いた結果つくり出された抗体や、ワクチンなどによってつくり出された抗体によって外敵である細菌などと戦うもの。免疫は、この2段構えでその力を発揮するシステムになっているのです。
同じ状況下でもコロナに感染する人としない人、また、感染した人の濃厚接触者としてほぼ同じ条件で認定されても、検査で陽性と出る人と陰性と出る人がいます。この違いの理由は、決して一概には言えません。しかし、少なくともこの免疫力の差が大きく関係しているように感じられます。
詳しい解説は割愛しますが、免疫力を高めるためには、主に次のような習慣を意識して行動することがよいとされています。
十分な睡眠をとる
睡眠中は副交感神経が優位になり、リラックス状態が保たれて免疫細胞が活発になります。日々、できるだけ決まったリズムで十分な睡眠をとるように心がけましょう。
適度な運動をする
適度な有酸素運動によって、免疫系の細胞を刺激してくれる物質が骨や筋肉からつくられることが近年分かってきました。軽めの有酸素運動としてウォーキングなどを継続的に行うことが効果的だと考えられます。
ストレスをためない
過度なストレスや長期にわたるストレスは、自律神経のバランスを乱して、免疫機能を低下させてしまいます。
体温を高める
体が冷えて血流が悪くなると免疫細胞が全身に行き渡らなくなります。
腸内環境を整える
免疫細胞の60%~70%が腸管に集まっているといわれています。善玉菌を増やす食事を心がけ、腸内バランスを整えるよう努めましょう。
漢方薬の有用性
免疫力の向上の面から見た代表的な処方としては、厚生労働省のホームページの中にも記載されている「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」や「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」、さらに生薬の組み合わせから見ると、「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」や「加味帰脾湯(かみきひとう)」といったものなどがあげられます。
予防や、早い段階での治療の観点などからは、「麻黄湯(まおうとう)」、「銀翹散(ぎんぎょうさん)」、「小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)」、「麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)」、「板藍根(ばんらんこん)」、「香蘇散(こうそさん)」、「?香正気散(かっこうしょうきさん)」、「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」等の漢方薬が、医療や医薬品に携わる現場において、よく処方されているようです。
ここでは一つひとつの漢方薬についての説明は省かせていただきますが、それぞれを使用する上では〝どういう状況で、どんな体質の人が、どう使うのか″が大きなポイントになります。
そのためにも、漢方薬を処方してもらったり、購入したりする場合は、様々な角度からの診断と、使用の明確な理由を説明してもらうことが重要です。
どんな感染症が流行し始めても
これからも世の中にはオミクロン株の変異株、先々にはまた新たな感染症が流行する可能性が十分に想定されます。どんなウイルスが流行し始めても、自分自身の免疫力をしっかりと整えて高めていくことが、感染のリスクを低下させる手段につながることは確かです。
だからこそ、病原体より自分の免疫力の強さが上回るように、日頃から食事のバランスや生活習慣を整えることが何よりの方策なのです。
まずはマスクや手洗いなど今までの予防法を徹底した上で、免疫力を上げるためのワクチンや漢方薬など、それぞれの体質にあわせた対策を講じてみてはいかがでしょう。
だからこそ、病原体より自分の免疫力の強さが上回るように、日頃から食事のバランスや生活習慣を整えることが何よりの方策なのです。
まずはマスクや手洗いなど今までの予防法を徹底した上で、免疫力を上げるためのワクチンや漢方薬など、それぞれの体質にあわせた対策を講じてみてはいかがでしょう。
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この記事を書いたひと
大賀薬局
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