甘いものが大好きで、中でもあんこはダントツ1位!というコピーライターの亀井玲奈さん。出張や旅行でも必ず現地のあんこをリサーチしています。今回は、和菓子屋さん以外でもこだわりのあんこアイテムを味わえる、お気に入りのスポットを教えていただきます。
「あんぱんの種類がすごく多い」という噂を聞きつけて訪問して以来大ファンになり、定期的に通っているのが、福岡市早良区高取にあるパン屋さん「紺青」です。
地下鉄藤崎駅・西鉄バス高取バス停から徒歩4分、紅葉八幡宮の参道沿いにある「紺青」の一番人気のメニューは「あんぱん」(各216円)。こだわりの粒あんがぎっしり詰まった「大納言粒あんぱん」、北海道産ブランド小豆皇(かがやき)を甜菜糖で炊き上げた上品な甘さの「低糖premiumあんぱん~皇~」、ほんのり効いた塩加減が絶妙な「塩こしあんぱん」、王道の組み合わせの「よもぎあんぱん」が定番の4種類。さらに季節毎に、いちごパウダーを生地に練り込んだ「苺あんぱん」や、和菓子に使われる上質な白あんに桜葉が入った「さくらあんぱん」などの限定あんぱんも登場します。
甘さや食感、パンとのバランスなどにこだわって特注したオリジナルのあんこを包むパン生地には、三井郡大刀洗町の酒蔵「三井の寿」の酒粕が練り込んであります。袋を開けるとほわっと甘い香りが漂い、食感はしっとりふわふわ。とにかく夢中で飲みこんでしまうほど柔らかく、たまらない美味しさです!
お土産品としても人気が高く、潰さずに持ち運びできるよう4個入り・6個入りの紙箱もあります。
しかし、こだわりのあんこを使ったパンは「あんぱん」だけではありません。
細長いリュスティックにバターとあんこ、さらにクリームチーズがアクセントになった「あんバターサンド」(写真右・259円)、きなこ、高千穂バターのクリームとあんこをはさんだ「きなことあんこのサンド」(写真左・259円)、さつまいものリュスティックにバターとあんこという間違いない組み合わせの「さつまいものリュスティックバターサンド」(写真下・324円)など、あんこのパンがあちこちに陳列されているんです!
あんこ好きの私としては嬉しい限りですが、本格的なハードパンがずらりと並ぶパン屋さんで、なぜこんなにあんこのパンが多いのでしょうか。
「あんこが好きだということももちろんあるんですが、商店街に近いこの場所で、地元の皆さんに親しんでいただけるパン、と言ったらやっぱりあんぱんじゃないかと。子どもさんからご年配の方まで、どんな方にも安心しておいしく食べていただけるパンを作っていきたいんです」と話してくれたのは、お店を切り盛りする大石真哉さん。いつもさまざまなアイデアを出してくれる奥様と一緒に、白砂糖やマーガリンなどの加工油脂、添加物などを使わず、きび砂糖やてんさい糖などやさしい素材にこだわったパン作りをしています。
そんな大石さんに教えていただくまで知らなかったのが「ドイツあんぱん」。このパンは生地にくるみを練り込み、アマニ、麻の実、白ごまをトッピングしたライ麦パンなのですが、実は中に粒あんが入っているのです。ぱっと見では全然分からないので、過去何度もスルーしてしまっていました……。
バゲットの生地でつくるフランスあんぱんがあるなら、ドイツパンではどうだろう……と挑戦してみたという大石さん。独特の酸味のあるライ麦パンとナッツや穀類の食感、あんこのバランスが抜群で、他にはない美味しさに出会えました!
店内には常時70種類以上のパンが並んでおり、あんこのパンだけでなくあれもこれも食べたくなって、いつも選ぶのが大変なほどなのですが、どれを選んでも美味しいことは間違いありません。ハードパンからお食事系の調理パン、冷やしても美味しいスイーツ系のパンなど、いろんなパンが楽しめますので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
ジャンル:パン
住所:福岡市早良区高取1-26-63 岡部ビル1F
電話番号:092-982-7511
営業時間:7:30~18:00
定休日:月・火曜
席数:テーブル9席
メニュー:大納言粒あんぱん、低糖premiumあんぱん~皇~、塩こしあんぱん、よもぎあんぱん各216円、あんバターサンド259円、きなことあんこのサンド259円、さつまいものリュスティックバターサンド324円、ドイツあんぱん270円
URL:https://www.instagram.com/konjyo_life/
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