クリエイティブ・プロジェクト・ディレクターとして、様々なプロジェクトに携わる倉成英俊氏は、自身がタイトルが良いと思う本を長い間収集し続けてきました。そして2022年、タイトルが良い本のみを扱う本屋「good title books」をオープン。そこから店主・倉成氏お薦めの“食に関わる一冊”をご紹介します。
パンの食べ方アレンジがたっぷり詰まった本「ぱんぱかパン図鑑」
タイトル見るだけでも、楽しくなってくる。口に出して言ってみるとより楽しくなる。そんな本、なかなかない。ぜひご一緒に。せーの、
ぱんぱかパン図鑑ー!!
図鑑、という名前の通り、パンの食べ方アレンジがたっぷり詰まった本。その数、142種類! そのほとんどが食パンを使ったものだから、試しやすいし、面白いし、すぐやってみたくなる。
トーストから始まるが、バタートーストの食べ方だけで、なんと18種類もある。実際やってみる。焼く前の食パンへの切り込みの入れ方で、全然違う。ただトースターに入れていた今まではなんだったのか。そんなふうに切るだけでこんなに違うんだったら、早く教えて欲しかった。東京に出てきたばかりの一人暮らしの頃に知ってたら、全然違う毎日になってただろう。
そして、ピザトーストやチーズトースト、サンドイッチ、フレンチトースト、フルーツサンドと続いて、全部で食べ方142種類。あれも食べたい、これも食べてみたいとなる。パン、奥が深い。
著者は、現在、長野県松本市で「Alps gohan」というおしゃれな小さな食堂を中心に活動されている金子健一さん。実は僕と金子さんは24年前、コピーライター養成講座で出会っている。それから彼は、料理の道に進み、マツーラユタカさん(現在、山形県鶴岡市で「manoma」というお店をされている)とフードユニット「つむぎや」を結成、という経緯があるから、彼らの本はレシピはもちろん、言葉遣いも気が利いている。この本のタイトルが楽しいものになってるのも、そんなわけ。
せっかくなので「good title books」で仕入れた本には全部、金子さんにサイン入れてもらいました。
金子さんよりみなさんへ一言。「個人的には、124ページのマンゴーヨーグルトサンド、15ページのあみあみバタートースト、16ページのポケットバタートースト、23ページの黒糖バタートースト、68ページの香味ツナサンドがおすすめです!いろいろとつくってみてください!」
この本に載っている方法で、ぱんぱかパーンと、食欲の秋&読書の秋、パンと本を楽しんでください。
この記事はgood title booksの提供でお届けしました。
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