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地元客からプロ野球選手まで虜に!上質なもつを使ったさっぱり醤油味の鍋

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西鉄平尾駅から徒歩5分。サニー那の川店の目の前にある「博多牛もつ鍋 なの川」は、若大将の座親(ざおや)孝一さんが親子2代で営む、地元で親しまれている人気店です。数多くのプロ野球選手も足繁く通うという話を聞き、どんなもつ鍋なのか気になり訪ねてみました。

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創業35年目を迎える店内にはカウンターと小上がりがあり、落ち着いたくつろげる雰囲気。壁にはプロ野球選手を中心にスポーツ選手や有名人のサインがびっしりと飾られています。地元球団だったダイエーの選手からクチコミで広がり続け、今や全球団の選手がふらりと来店してくるそう。うえやまとちさんの漫画「クッキングパパ」にも登場した、地元で長く愛されているお店です。

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まずオーダーしたのは「馬刺し3種盛り」(3,500円)。「福岡で加工され、冷凍せずに工場から直送されるため“博多生馬刺し”と呼んでいます」と座親さん。思わず見惚れてしまうこの艶感! ふわっとした柔らかな食感で、霜降りや赤身、タテガミなどの肉本来の旨味が口いっぱいに広がります。とくにタテガミは口の中に入れた途端、舌の上でまったりととろけていく脂身に悶絶! 少し値は張りますが絶対に食べていただきたい逸品です。

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そして「九州産和牛レバーステーキ」(1,200円)もオーダー。まずはその分厚いボリューム感にびっくり。一口食べると、レア状態の肉汁溢れる濃厚な甘みとまるで生クリームのような滑らかな食感に2度びっくり。甘辛の特製ソースも相まってヤミツキになってしまう味わいです。

そしてお目当ての「牛もつ鍋1人前」(1人前1,300円 ※写真は2人前)がやってきました! 「なの川」では、九州産を中心に黒毛和牛のプリッとした小腸と、噛むほどに旨味が広がるハツという2種類の部位を楽しめます。
いずれも上品な味わいのもつですが、下処理の丁寧さをとくに感じるのが小腸。皮の部分が小さくなるようにカットしているので脂身のプリプリしたところだけを楽しめて、噛まなくていいほど(!?)食べやすいんです。「手間ひまはかかりますが、小さな店だからこそここまでできるんだと思います」と座親さん。その手を尽くす仕事ぶりに頭が下がります。
昆布や鰹節など天然素材だけでとった出汁に福岡県産の醤油を加えたスープはさっぱりとした味わいで、甘みたっぷりの2種類のもつの旨味が溶け込み絶妙なハーモニーを奏でます。具材はほかに、手切りしたキャベツ、ニラ、ゴボウが入り、辛味ではなく風味が加わる韓国唐辛子もいい塩梅です。

なんと来年2月頃には、東京・恵比寿に2号店を出店するそう。「やりたいことに挑戦してみたくて思い切りました」と笑顔を見せる座親さん。競合店が多い東京でもきっと愛されるお店になることでしょう。

※価格はすべて税別

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店舗名:博多牛もつ鍋 なの川
ジャンル:もつ鍋
住所:福岡市中央区那の川2-5-12 サニーハイム平尾1F
電話番号:092-526-6078
営業時間:17:30~翌1:00(日・祝日は~24:00)
定休日:不定休
席数:カウンター8席、掘りごたつ20席
メニュー:牛もつ鍋1人前1,300円、ちゃんぽん麺250円、雑炊500円、馬刺し3種盛り3,500円、九州産和牛レバーステーキ1,200円、炙り牛ほっぺ1,000円、旨辛もつ炒め1,000円、地鶏のたたき1,000円、ニラ玉450円、なの川特製辛子明太子800円、ポパイサラダ600円
URL:https://www.gyumotsunabe-nanokawa.com

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この記事を書いたひと

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