路地奥で灯る青と赤の怪しげな光に吸い込まれるように!?「新世界 檳榔の夜」にお邪魔しました。20年前にオープンしたとき、福岡に面白い店ができたと喜んで足を運んでいましたが、今回は久しぶりの訪問。月日が経っていい感じに年をとった友人に会ったようなホッとした気持ちになりました。
レンガの壁や古いポスター、台湾屋台風の看板で飾られたレトロな店内ではにぎやかな話し声や食器が触れ合う音、BGMが響き合い、まるで台湾の夜市に来ているかのよう。メニューも本場台湾の味を再現したものが並んでいます。
まずは、人気ベスト3から「水餃子」(8個690円)と「手造り焼売」(6個690円)をオーダー。この2品はお客さんの8割がオーダーする人気メニューだそうです。
湯気をあげて「水餃子」が運ばれてきました。こちらの「水餃子」は小籠包のように皮がやわらかく、つるんとなめらか。噛むとジュワ~っと肉汁が溢れだすので、レンゲに入れてまずはそのまま、あとは好みで黒酢やラー油をつけて味変を楽しみます。「パクチー」(140円)があるので、パクチー好きは追いパクチーもおすすめです。
新鮮な貝柱を使った贅沢な「手造り焼売」は、肉感たっぷりで食べ応えあり。どの料理も丁寧に手造りされいるのもうれしい限り。今どきこのボリュームでこの値段というのも感動的です。
お次は台湾屋台料理の定番「大根餅」(650円)。大根の甘みと独特のモチモチ感がいいですね。少し甘みのある自家製のニンニク醤油をつけていただきます。台湾料理は小皿料理ではありませんが、前菜などが充実していてちょっとずついろいろなものが楽しめるのも魅力です。南の方なので少し甘みがあるのも、福岡の人にとっては馴染みがあって食べやすいのかもしれません。
「新世界 檳榔の夜」は沖縄生まれ、福岡育ち。オーナーが沖縄で台湾料理と出会い、20年前はまだ福岡に台湾料理が少なかったので、是非福岡の人たちに台湾料理を食べさせたいとオープンしたそうです。店長の上薗哲哉さん(写真)はオープン当初から厨房を担当。本場にも足を運んで研究を重ねたメニューが並びます。
そしてシメはやっぱり「魯肉飯(ルーローファン)」(小430円・大650円)をいただきます。この料理を広めたくてこの店を始めたという看板メニュー。八角やシナモンなど独特なスパイスがきいた甘辛の豚肉、特製辛子高菜、煮玉子がごはんによく合います。このスパイスの香りが台湾っぽくて好き!
取り合いになりそうだし好きなように混ぜて食べたいので、シェアせずに人数分注文することをオススメします。
目に舌に、すっかり台湾への旅気分を満喫しました。
ジャンル:中華料理
住所:福岡市中央区警固2-3-26大升ビル1F
電話番号:092-713-3531
営業時間:18:00~OS24:00、土曜17:00~OS1:00、日曜17:00~OS24:00
定休日:月曜、第3火曜
席数:カウンター4席、テーブル35席
個室:なし
メニュー:水餃子8個690円、手造り焼売6個690円、台湾式揚げ春巻き4本750円、ピータン豆腐540円、スパイシー唐揚げ750円、エビアスパラ炒め970円、炒めビーフン890円、魯肉飯(小)430円、(大)650円
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