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温泉に地ビール、茶畑、古い町並み散策etc.…を楽しむ、欲張りドライブ

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キャンプやアウトドアへの関心はとどまることなく盛り上がりを見せています。そこで、ワンランク上のアウトドアライフを楽しみたい方のために、新連載「キャンピングカーで行く美味しい旅」がスタートします。設備の整ったキャンピングカーで快適なドライブを楽しみながら「RVパーク」に泊まって注目スポットを訪ねます。
「RVパーク」とは、日本RV(=Recreational Vehicle=休暇・楽しみのための車の略)協会が「快適に安心して車中泊ができる場所」として定めた条件を満たす車中泊施設です。
第1回は温泉やレストラン、カフェ、ブルワリーなど、今年4月にリニューアルしてさらに施設が充実した八女「べんがら村」におじゃましました。

べんがら村外観

「べんがら村」は八女市が運営する「温泉」×「地ビール」×「地域密着型」複合施設です。週末はオープン前から行列ができるほど、地元の人はもちろん観光客にも大人気のスポットだとか。建物のすぐそばに8台分のキャンピングカースペースが設置されているので、そこに車を停めて、いざ館内へ。

べんがら村カフェ べんがら村カフェ

入ってすぐ正面に「CAFE gather drip」があるので、まずはこちらで一服することに。八女らしくお茶を使ったメニューが揃っています。中でもオススメは「八女玉露セット」(400円)。スタッフが説明をしながら丁寧に淹れてくれる玉露をじっくりと味わえる八女ならではのメニューです。1煎目に抽出された数滴を集めたお茶をいただくと、濃い出汁のような強烈な旨味が! お茶も上質なのでしょうが、淹れ方でこうも味が違うものかとびっくりします。

べんがら村カフェ

もう一つのオススメメニューである「八女抹茶スムージー」(600円)もお茶の味が濃く、すっきりとした甘さです。ほかにもほうじ茶や八女のフルーツを使ったスムージーなどがあります。

べんがら村温泉 ※施設より提供

お茶をいただいて少し落ち着いたところで大浴場へ。入浴料は大人700円、平日は20時以降は400円とオトクです。天然温泉100%で、露天風呂、電気風呂、ジェット風呂を完備し、昼は天窓から差し込む光がとても明るく、開放感があります。

べんがら村サウナ

また、加速を続ける昨今のサウナブームを受け、リニューアルを機にサウナの広さを2倍に拡張したそうです。オートロウリュのMETOS製ikiサウナと床下から温めるボナサウナを備えることで室内全体が温まるスペシャルなサウナだと、サウナーたちの間で話題になっているとか。
リラックスできる畳ルームやコワーキングスペース、マンガコーナー、女性専用ルームなどもあって、一日のんびり過ごせます。

べんがら村レストラン べんがら村料理

サウナで整ったら、お風呂上りの一杯が楽しみ! 「べんがら村」はレストラン内に「八女ブルワリー」が併設されていて、1998年から地元の特産品をブレンドしたクラフトビールを製造販売しています。八女茶を使ったピルスナーや福岡県産ブドウを使用したフルーティなビールなど、常時4種に加え、季節限定のフルーツビールの5種をラインナップ。
そしてレストランでは、地元食材をふんだんに使った料理が楽しめます。ディナータイムでオススメの「八女ふくふく豚のハンバーグプレート」(1,580円)をクラフトビール(600円)と一緒にいただきました。野菜がたっぷりなのはうれしいですね。

べんがら村料理 べんがら村料理

ほかにも「八女ふくふく豚のロースカツ膳」(1,380円)や「そまりあんカレー」(980円)などボリュームのあるメニューのほかに、ビールに合いそうな単品メニューも充実しています。
夜はRVパークに停めたキャンピングカー泊なので、運転を気にせずアルコールを思う存分楽しめます。食後はいったん車に戻ってゆっくりしてから、もう一度温泉に浸かるのもよさそう。
館内には野菜に果物、加工品などが揃う直売所があるので、朝食用に食材を買っておくのもいいですね。

べんがら村ブルワリー

翌日時間があれば、今年の10月からスタートしたばかりの醸造体験(要予約、所要2時間~)に挑戦してみては!? ここでは、世界にひとつだけのオリジナルクラフトビールが造れます。オリジナルラベルも作成できるので、結婚式の引き出物や記念品として全国のビール党から問い合わせがあるそうです。

うなぎの寝床外観

チェックアウト後は八女福島へ向かいます。ここは16世紀末から城下町として栄え、江戸後期から昭和初期までの伝統的な建物が並ぶ古い町並みが残ったエリアです。古民家を改装したショップやカフェなども点在しているので、車を停めて歩いて散策しました。

うなぎの寝床 うなぎの寝床 うなぎの寝床 うなぎの寝床

なかでも「うなぎの寝床」は是非訪れたいスポットです。写真の「うなぎの寝床 旧寺崎邸」は衣食住のコーナーに分かれ、器や衣類、郷土玩具や食品など、全国各地の作り手の想いが込められた品々が集められています。噂には聞いていていつか伺いたいと思っていたショップでしたが、実際訪れてみるとそのアイテム数の多さ、選ぶ視点の面白さ、それぞれのクオリティの高さに圧倒されました。ひとつひとつに物語があって「ホ~」と感心させられる商品ばかり。食器や調理器具など日常で使えそうなアイテムも充実していて、あれもこれもと欲しくなり、かなりテンションが上がります。スペシャルティコーヒー専門店「あだち珈琲」のカフェも併設していて、美味しいコーヒーで休憩を交えながらショッピングを楽しみました。
近くには、モンペなどのオリジナル商品を販売する姉妹店「うなぎの寝床 旧丸林本家」もあるので是非立ち寄ってみるとよいですよ。

八女中央大茶園

次に、八女と言えばお茶ということで「八女中央大茶園」の展望台へ向かいました。12月初めでも一面グリーンの茶畑の景色は圧巻です。

初めて乗ったキャンピングカーの後部座席は思っていたより運転席との距離感が近く、ドライバーとの一体感があっておしゃべりも弾みます。リビングでくつろぎながら移動をしているようなリラックス感でとても心地よいドライブでした。



今回の旅で使用しキャンピングカーは、「クレア5.3X」。この車の最大の特徴は快適な寝心地のセミダブルベッドとたくさんの荷物が収納できるラゲッジスペースです。更に6人がゆっくりと座れるダイネットでストレスのない快適な“くるま旅”&“車中泊”を満喫しました。

《八女市健康増進施設 べんがら村》
福岡県八女市宮野100
0943-24-3339

《うなぎの寝床 旧寺崎邸》
福岡県八女市本町327
0943-24-8021

《八女中央大茶園》
福岡県八女市本2042-2

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