使ってみよう！かわいいと言われる博多弁5選と使い方【福岡の方言】

2023/01/15 10:00

山内亜紀子

福岡に住んでいると当たり前のように耳に入ってくる博多弁。博多弁といえば武田鉄矢さんや博多華丸・大吉さんが有名でしたが、最近は橋本環奈さんや今田美桜さんなどがインタビューやテレビなどで話す博多弁がかわいいと話題です。

そこで今回は、普段しゃべっていると気づかない博多弁のかわいい魅力についてご紹介します。

使ってみよう！かわいいと言われる博多弁と使い方５選！

1.「なんしよーと」

博多弁として知名度No.１と言ってもいいのではないかと思われるぐらい普及している博多弁。直訳すると「何をしているの？」の方言です。「なんしよーと」はいろいろな場面で使えるのですが、これが県外の人には少し難易度が高いようです。

「なんしよーと」の使用例

直訳通り、何をしているか聞く

知り合いにバッタリ会った時に使う

誰かが失敗した時にびっくりして声をかける

準備が遅い人に少しイライラして使う

余計なことをされて少し迷惑

暇な時に友達と遊びたい

2.「～けん、～たい」など

博多弁の中でも有名なのがこの語尾につける「～けん、～たい」。ニュアンスを含めて“なんかかわいい”と好印象を持たれることが多いようです。

「～けん、～たい」の使用例

使用例は「お店予約したけん！（お店予約しておいたよ）」、「こないだ、ここに行ったったい（この間、ここに行ったんだよね）」など。

必要以上に語尾につけてしまうとわざとらしくなりますが、比較的簡単に使えますので博多弁を使ってみたい時はまず「～けん、～たい」と語尾につけてみましょう。

3.「～っちゃけど」

こちらも語尾につける博多弁ですが、意味は「だけど」。ちなみ…少し響きが似ている『うる星やつら』のラムちゃんが使う「だっちゃ」は富山弁だそうです。

「～っちゃけど」の使用例

使用例は「昨日映画行ってきたっちゃったけど（昨日、映画に行ってきたんだけど）」や「（渋滞などで）もー！全然進まんっちゃけど！（進まないんだけど！）」などです。

こちらも単純に「だけど」を使いたい時に「っちゃけど」をつければ博多弁に早変わり！注意点は“ちゃけど”の前に“っ（小さいつ）”を入れることです。

4.「～っちゃん」

「っちゃけど」に似ていますが、語尾が「ん」で終わるだけでなんとなくよりかわいさが増す気がします。某有名メーカーのとんこつインスタントラーメンの名前にもつけられているぐらい代表的な博多弁。語尾に「っちゃん」をつけるだけなので使い方も簡単。

「～っちゃん」の使用例

使用例は「これ、買ったっちゃん！（これ、買ったんだ！）」や「その映画、面白いっちゃん（その映画、面白いんだよね）」など。男女関係なく使いやすい、やわらかい印象をもたれる博多弁です。

5.「とっとーと」

福岡出身の今田美桜さんがテレビで披露した博多弁の早口言葉がかわいい！と話題になりましたよね。

今田美桜さんの早口言葉はこちら

――――――――――― おっとっと（おっとっとを） とっとってって（とっておいてって） いっとったとに（言っておいたのに） なんでとっとって（なぜとっておいて） くれんやったとって（くれなかったのって） いいよると（言ってるの） ――――――――――――

福岡の人たちにはすんなり理解できる早口言葉ですが、県外の人たちからが“何言ってるかさっぱりわからないけどなんかかわいい！！”と話題になっていたようです。（今田美桜さんがかわいいという大前提は置いといて・・・）

ちなみに“とっとーと”のイントネーションによって意味がかわる難易度の高い博多弁とも言えます。

問い“とっとーと？?（とってるの？）”と、答え“とっとーと?（とっています）”がイントネーションを変えるだけで使えますので、県外の人でもとっとーと活用ができれば博多弁上級者といえるかもしれません。

福岡のかわいい博多弁の秘密は語尾とイントネーションにあり！

まだまだかわいい博多弁はたくさんあるのですが、今回はその中から厳選した５つをご紹介しました。ピックアップした博多弁に共通するのは、語尾につける方言とイントネーション。

全国各地にある様々な方言にもかわいい方言はたくさんありますが、“話すとかわいい方言”として大人気の博多弁。

県外の人と方言の話題になった時は、今回取り上げた方言の意味と一緒に、ネイティブなイントネーションで会話を盛り上げてみてくださいね！

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