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〈福岡の朝ごはん〉老舗から穴場まで!ご飯派のためのモーニング5選

UMAGA

※1.豆藤(平尾)
2.魚ト肴 いとおかし(春吉)
3.らぁめん蔵持(白金)
4.ひろこママの朝ごはん(清川)
5.一膳めし 青木堂(大名)

「最近、福岡市内に朝食のお店が増えているような……?」そう思って調べてみたら、気になるお店をいろいろと発見! 早速出かけてみました。
第1弾は「朝はやっぱり米!」という、ご飯派にぴったりのモーニングをご紹介。出勤前や休日、出張や観光で福岡へ訪れた際に立ち寄りたいおすすめの5軒+ご飯派モーニング店リストをお届けします。

1.豆腐店の朝定食|豆藤(平尾)

豆藤 平尾 朝食

大正10年、八女で創業した豆腐専門店「豆藤」。山荘通りの角にある直営の平尾店では豆腐や加工品に加え、8時から限定50食で朝定食を提供しています。1階で注文と会計を済ませ、2階へ上がりましょう。
朝定食は2種類あり、写真は小サイズの豆汁・ご飯、日替わり惣菜1品・選べる豆腐のおかず2品・豆乳が付いた「豆藤定食」(660円)です。選べる豆腐のおかずはできたて豆腐・厚揚げ・おからコロッケから2品を選べ、厚揚げはプレーン、ねぎとうがらし、ゆず、しそ、ごまの5種類から風味を選ぶことができます。揚げたての厚揚げは表面がサクッ、中はふわとろ! しっとりとして優しい甘味が広がるおからコロッケも美味し~。

豆藤 平尾 出来たて豆腐 豆藤 平尾 豆汁

「できたて豆腐」は平尾店の店内で作られているもので、朝のみ味わえる逸品です。ほんのり温かく、とろり滑らかで濃厚な大豆の甘味がたまりません。「豆汁」は豚骨を豆乳で炊き、自家製の万能味噌で味付けしたものだそう。自慢の豆腐やニンジン、タマネギといった野菜もしっかりと入っており、まろやかなコクと旨味がじんわりと広がります。

豆藤 平尾 店内

なお、厚揚げやおからコロッケといった豆腐のおかずは追加(1つ110円~)もできますし、1階でも販売しています。ぜひチェックしてみてください。

海鮮尽くし!魚ト肴 いとおかし(春吉)

魚ト肴 いとおかし 朝ごはん

地元客にも観光客にもおすすめの一軒といえば、鮮魚料理が自慢の居酒屋「魚ト肴 いとおかし」。以前UMAGAでは夜のメニューをご紹介しましたが、朝7時から提供している海鮮定食も実に豪勢で驚きました。私はミニ海鮮丼、島ホッケの唐揚げ、小鉢、カニの味噌汁がセットになった「いとおかし定食」(2,500円)をいただきました。

魚ト肴 いとおかし ミニ海鮮丼 魚ト肴 いとおかし ミニ海鮮丼

ミニ海鮮丼には、ウニ、いくら、赤海老、まぐろがどっさりと盛り込まれています。器はお茶碗サイズですが、具材はたっぷりと溢れんばかり! 島ホッケの唐揚げも大ぶりで、ついついご飯をお代わりしてしまいました。

魚ト肴 いとおかし 朝定食

こちらは、いとおかし自慢の一品という「銀ダラみりん定食」(1,500円)です。香ばしく焼き上げられた銀だらみりんはしっとり美味。漬物に加えて明太子が添えられているのも嬉しいですね。味噌汁はしっかりとカニの出汁が効いていて、朝から贅沢な気分に浸れました。

魚ト肴 いとおかし メニュー

旬のネタを楽しめる豪華な「舟盛り刺身定食」(2,500円)や「鯛茶漬け」(1,200円)など、他にも気になる定食が盛りだくさん。「朝の肴」まで揃っているので、“禁断の朝飲み”もできますよ。

じんわり朝粥|らぁめん蔵持(白金)

らぁめん蔵持 白金 朝粥

「らぁめん蔵持」といえば、東京の名店「満来」の味を受け継いだ醤油ラーメンが評判の店。しかし今回ご紹介するのはラーメンではなく、金・土・日祝日の7時半から9時半まで限定の「朝粥」です。

自慢の鶏ガラスープで炊き込んだお粥は熱々トロトロ! ふくよかな鶏の旨味が心地よく広がり、体もポカポカと温まりますよ。写真は、自慢の「らぁめん」にもトッピングされている豚肩ロースのチャーシュー切り落としをのせた「肉粥」(500円)。自家製のチャーシューはしっとり軟らかく肉厚で、醤油ダレの香味と肉の旨味が食欲をかき立てます。

らぁめん蔵持 白金 煮玉子

お粥は「らぁめん」と同じ丼いっぱいに入っており、自家製の煮玉子1/2個と塩昆布も添えられています。のり(5枚50円)や納豆(50円)、メンマ(250円)といった追加トッピングもあるので、少しずつ味変しながら食べるのも良さそうですね。

らぁめん蔵持 白金 朝カレー

ちなみに、朝営業のメニューには「朝カレー」(並500円、大700円)も用意されています。ニンジンやタマネギなどの野菜、ホロホロにほどけた豚肉がたっぷりと入った鶏ガラベースのカレーで、濃厚まろやかな味わいがクセに。腹ペコさんはぜひカレーもチェックしてみてください。

つまんでご卵のTKG|ひろこママの朝ごはん(清川)

ひろこママの朝ごはん 清川

柳橋連合市場にも近い「清川サンロード商店街」。その脇道を進んだ先、ちょうどFM福岡ビルの裏手にあたる場所に「カレーとお酒 banyan(バンヤン)」はあります。しかし、今日の目的はカレーではありません。
この場所で月・水・金・土の7時半から10時まで営業している「ひろこママの朝ごはん」を食べにやってきたんです。朝食メニューは「朝ごはん(卵かけご飯)」(400円)のみで、糸島のブランド卵「つまんでご卵」、ご飯、味噌汁、漬物がセットになっています。ご飯は大盛り無料で、私は納豆、ネギ、天かす(各50円)もトッピングしてみました。

ひろこママの朝ごはん 清川 卵かけご飯 ひろこママの朝ごはん 清川 卵かけご飯

平飼いで育まれた「つまんでご卵」は、黄身がつまめるほど新鮮で味が濃厚です。熱々のご飯にのせ、卵かけご飯専用の醤油をかけてかき込めば……う~ん最高! 納豆、ネギ、天かすをのせれば、もうお箸は止まりません。豆腐や白菜が入ったお味噌汁も美味しいなぁ。やっぱり朝はこれですね。

朝ごはんを作っているのは「banyan」の店主である伴さんの母・ひろこさん。「栄養満点なつまんでご卵の卵かけご飯を食べて、朝から元気いっぱいに過ごしてもらえたら」と話す、ひろこママの優しい笑顔にも癒やされました。

王道の和定食|一膳めし 青木堂(大名)

一膳めし 青木堂 朝定食

最後は朝8時半から10時半頃まで朝定食を楽しめる「一膳めし 青木堂」へ。大名という地名がなく、ここがまだ「紺屋町(こうやまち)」と呼ばれていた1957(昭和32)年に創業し、今なお老若男女に愛され続けている大衆食堂です。朝定食は5種類あり、写真は人気の「DXセット」(530円)。目玉焼き、サバの煮付け、味噌汁、冷奴、小鉢、納豆、ご飯がセットになっており、まさに理想的な組み合わせです。
朝定食のご飯は小盛りで、中盛りは+30円~となっていますが、個人的には小サイズでも十分満足でした。

一膳めし 青木堂 大名 一膳めし 青木堂 大名

古き良き佇まいを残す外観や店内の雰囲気も魅力の一つで、店内にはおかずが並ぶショーケースもあります。ここからおかずを選んで店員さんへ伝えると温め直してくださいます。そうして自分好みに定食をカスタムして味わうのも楽しいですよ。
炒めたタマネギやモヤシを包んだ「野菜オムレツ」(ミニサイズ160円、単品380円)や、具だくさんの豚汁(定食に+110円)もオススメ。大名の真ん中という中心部にありながら、朝定食が420円からという安さも嬉しい限りです。

まだある!天神・博多のご飯派向け朝食

今回は5軒に絞ってご紹介しましたが、天神・博多エリアでご飯系の朝食が食べられる店はまだまだあります。

【博多エリア】
博多の海鮮料理 喜水丸
うちのたまご
たんや
大福うどん
ロンフーダイニング
定食屋 百菜 旬
うお田(三井ガーデンホテル福岡祇園)※宿泊者優先
粥餐庁
はかた天乃
すし割烹かじ
コメコメバーガー博多駅前店
ポーたま 櫛田表参道店

【天神、周辺エリア】
どんぶり居酒屋 喜水丸 天神店
博多焼き小籠包1010テンテン 渡辺通店
ポーたま 福岡赤坂店
さばたろう ※予約制

どんぶり居酒屋 喜水丸 天神店」では、なんとプリプリのいか明太が食べ放題! 「うお田」の和洋ビュッフェは宿泊者優先ですが、平日の6時半~7時半ごろなど空きがある時間帯は一般客も入りやすいようです。あの大人気店「藁焼きみかん」の新業態「さばたろう」も大注目ですね。それぞれ最新情報をチェックしてお出かけください。

店舗名:魚ト肴 いとおかし
ジャンル:海鮮料理、居酒屋
住所:福岡市中央区春吉3-25-27
電話番号:092-715-1004
営業時間:7:00~OS11:30(土・日祝日OS13:30)/17:30~OS23:00
定休日:水曜
席数:カウンター10席、テーブル8席、掘りごたつ18席
個室:4~20名
メニュー:穴子刺身1,500円、穴子の炙りたたき850円、ゆずイカ明太子500円、炙りトロしめ鯖550円、煮穴子の出汁巻き980円、おまかせ握り(6貫)2,500円、海鮮とキノコの土鍋ご飯(1合)2,000円
URL:https://www.instagram.com/itookashi0407/

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この記事を書いたひと

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