煙をあげながら香ばしく焼かれ、噛むほどに溢れる肉汁が広がる焼鳥……。あ~今すぐ食べたい! そんな気分の時に立ち寄りたくなるのが「本格焼鳥 大名へて」。以前、「UMAGA」でもブランド鶏を味わえる姉妹店「本格焼鳥 経」やオーナーの谷脇眞剛さんによる「開業サポート型不動産会社」をご紹介しましたね。そんななか「本格焼鳥 大名へて」は、新鮮な若鶏の串焼きを手頃な価格で楽しめる店で20~40代の若い客が多く、さらに7割は女性客という人気店です。
大名のカラオケ店から大正通に向かう道沿いに「地鶏と酉 大名へて」があり、同じ敷地を奥へ進むと今回のお目当て「本格焼鳥 大名へて」(写真)があります。道の向かいには「焼鳥喫茶 大名へて」もあるこの一角を、個人的に“へてゾーン”と呼んでいます(笑)。しかも「地鶏と酉 大名へて」と「焼鳥喫茶 大名へて」は昼から焼鳥とお酒を楽しめるとあって大名エリアでは貴重な存在です。
実は去年の9月にメニューの一部がリニューアルし、ワンランク上の串もの“限定特選串”が、1本から6本に増えているんです。期待を胸に、今回は3本選んでみました。まずいただいた「熟成鶏もも串」(写真左・330円)は、下味をつけて一晩熟成することで鶏肉本来の旨味をさらにググッと膨らませて、塩で一気に焼き上げています。熟成肉ならではの凝縮された旨味に心を鷲掴みにされました。
お次の「極みささみ串」(写真中央・330円)は、一口食べると串に塗られた柚子オイルの香りがふわり。さらに中央の鶏肉にちょこんと梅肉ものっていて、次々にいろんな香りを楽しめるニクイ一本です。何よりささみのしっとりとして柔らかいこと! ぐるりと巻いた海苔の風味と淡白なささみの相性の良さにも驚きます。
そして朝挽きの鶏を味わえる「おびそり串」(写真右・380円)。一番上が太ももの中心部・オビで、柔らかい身は独特の薫香があります。その下は太ももの付け根・ソリ。プリッと弾力があり脂がのっていてとってもジューシー。以前はオビ串とソリ串でそれぞれ出していたものを一本で食べ比べできるようにしたおトクな串なんです。同じ太ももでもこんなに味が違うものかと鶏肉の奥深さを感じられます。
次は定番串からチョイス。「豚バラ」(190円)は、無菌豚ならではの脂の甘みをとことん堪能できます。「手ごねつくね(卵黄付き)」(360円)は、鶏ミンチと豚ミンチを山芋でつないだふわふわのつくねで、軟骨のコリコリとした食感もグッド。卵黄をつけて味わうとため息ものの美味しさです。
そして巻物も見逃せません。「オクラ豚巻」(写真左・220円)のオクラと豚肉の相性の良さは言わずもがな。「トマト豚巻」(写真中央・220円)は焼いて甘さを引き出したトマトにタバスコをチョイかけして甘辛な味わいを楽しむのがおすすめです。「しそ豚巻」(写真右・200円)は、ほくほくのヤングコーンがいいアクセントになっています。
口直しに頼んだ「手作りチーズ豆腐」(650円)は今回のダークホースでした。絹豆腐と豆乳、そしてクリームチーズを混ぜ合わせたもので、シンプルな見た目を裏切る超濃厚な味わいにびっくり。舌の上でとろけるようなチーズ豆腐を、卵黄を崩して醤油をちょっと垂らしていただくと思わずヤミツキになってしまう悪魔的な味わいです。次回も絶対に頼もうと心に誓いました。
スタッフの元気な接客で心地いい時間を過ごせる「大名へて」。惚れ惚れするような絶妙の火入れをした串焼きは、あれもこれも食べたくなり、次はどの串にするか悩むのがまた楽しい! 焼鳥に合う酒を追求し、国内のクラフトビールや生搾りサワー、日本酒のソーダ割り「侍ハイボール」なども揃っています。
ジャンル:焼鳥
住所:福岡市中央区大名1-10-6 サンセーヌ大名1F
電話番号:092-737-3703
営業時間:17:00~OS23:00
定休日:不定
席数:カウンター14席、テーブル40席
メニュー:おびそり串380円、極みささみ串330円、熟成鶏もも串330円、豚バラ(無菌豚)190円、トマト豚巻220円、オクラ豚巻220円、手ごねつくね(卵黄付き)360円、至高のむね串380円、全三種盛り合わせ1,980円、手作りチーズ豆腐650円、白レバーパテ(バケット付き)700円、ポテサラ480円
URL:https://www.instagram.com/daimyo_hete/
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう