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世界初“考えるゆりかご”

福岡県粕屋郡にある商品開発メーカー・アイクォーク株式会社。個人や中小企業からの小規模発注をカタチにする、九州でも数少ない企業。しかも商品は、社内工場で一つ一つ手作業で作るというのがポリシーだ。
立石 憲治社長はものづくり大好きの技術屋。これまで、洗濯物を隠して干せる不思議なカバーやデジカメの画像をリアルタイムで無線伝送する超高速リモコンヘリコプターなどの開発に携わる。
中でも自社製品で力を入れているのが「スイマ」と呼ばれる電動のベビーベッド。しかし、このベッドただ揺れるだけではない!
 
赤ちゃんの声をセンサーで感知し、泣き声に合わせて動く
「世界初の考えるゆりかご」なのだ。
 
赤ちゃんが泣き出すと自動的にベッドが揺れ、不思議なことにほどんどの赤ちゃんが泣き止んでしまうという。この商品は九州大学の藤先生の長年の研究を生かし、共同開発で誕生した。お母さんの心拍数に合わせた揺れでおなかの中にいるような環境を再現。また、泣き出した赤ちゃんを母親は「お~よちよち」と少し大げさに揺らすもの、そして寝静まったらゆっくりと揺らす。その動きも見事に再現してくれるベッドなのだ。実験の結果80%の赤ちゃんに効果があった。
 
現在、社長はさらなるベッドの改良に挑んでいる。
次なるキーワードは“音”。産婦人科で生まれたばかりの赤ちゃんに様々な音を聞かせ、 赤ちゃんが最も泣き止む音を探し当てた!

取材後記

発明・開発が大好きなアイデアマン・立石社長と、機械工学のスペシャリスト藤先生。

2人の熱い「男」が出会った時からこのスイマのストーリーは始まっています。
子育てにおいて「夜泣き」や「ぐずり」は、本当に大変だと聞きます。

中でも、ママは赤ちゃんと一緒にいる時間が長い分精神的にも体力的にも何かのサポートや支えがきっと必要。そんな時にもちろんママの愛情いっぱいの「抱っこ」にはかないませんが、スイマの力をちょっと借りるのもいいかもしれません!ママは抱っこできる時に愛情いっぱい抱きしめて、たまにスイマに助けてもらって・・・。

番組を作ったディレクターとして、今後出産・子育てを経験する1人の女性としてスイマのこれからの活躍、音がプラスされた進化したスイマの登場が楽しみです!
担当 RKB 谷口あゆみ

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