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シンガポール光の祭典ディパバリ編! RKB海外戦略特派員の現地レポート

皆さん、はじめまして! これからシンガポールを担当させていただく福岡市出身のフリーアナウンサー・眞方富美子です。

夫の駐在のためシンガポールに来て1年が経ちました。常夏の国で日本のように四季はありませんが、シンガポールは一年を通して多民族国家ならではの祝日があり、民族的・宗教的な節目をお祝いする特別な日があります。

主に中華系、マレー系、インド系の人々から成り立っているシンガポール。宗教も仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教など多種多様です。

11月、シンガポールではヒンズー教徒のお祭りディパバリのシーズンを迎え、特にインド人街で知られるリトルインディア地区周辺は一層賑やかに! そこで今回はディパバリの魅力、そして一層華やかに彩られた街の様子をご紹介します。

ヒンズー教にとって光が闇に打ち勝つことを祝うディパバリは一年で最も重要な行事です。シンガポールだけでなく、世界各国のヒンズー教徒の家庭ではこの日、自宅をランプで美しく飾り、新調した民族衣装に身を包みます。訪れたゲストとプレゼント交換をし、御馳走を振る舞い、ヒンズー教の豊穣と富を司る女神などに祈りを捧げるんだそうです。
インディアンヘリテージセンター内展示物。ディパバリ時のご馳走とランプの装飾
インド人の友人宅のディパバリ当日の装飾
ディパバリの日、シンガポールで最も古い寺院の一つと言われるヒンズー教の寺院では朝から大勢の人がお参りに訪れていました。
スリ・ヴィーラマカリアマン寺院
シンガポール国内でディパバリのために一番盛り上がるのはインド系のお店が集まるリトルインディアというエリア。
買い物客で賑わうリトルインディアの通り
この時期になると、リトルインディア駅の構内もディパバリのデコレーションにお色直し。街全体がお祝いムードに包まれます。
駅構内・電車内のディパバリの装飾
中でも最も見応えがあるのが、リトルインディアの大通りセラングーンロードのデコレーションアーチ。鮮やかなショップハウスが建ち並ぶ街が一層華やかになります。

夜になるとこの時期毎日ライトアップされ、約1.5kmの光のトンネルが現れます。「光の祭典」と呼ばれるのにふさわしい見事な装飾です。

さて、リトルインディアでこの時期最も賑わう店の一つがテッカセンターと呼ばれる商業施設です。エスカレーターで2階にのぼっていくと・・・

色とりどりのインドの民族衣装。そう、ここは子ども用から大人用までインドの民族衣装が男女揃っていて、新しい衣装に身を包んでディパバリの日を迎えようと、毎年特にこの時期は大勢の人が訪れます。幸運と繁栄のために明るい色が選ばれていることもあって色鮮やかなものが多く、美しい刺繍が施されたサリーは見るだけでも目の保養になります。

衣装だけでなく、ドレスに合うアクセサリー、靴なども手に入ります。

もちろん、ディパバリの熱気が感じられるのはここだけではありません。リトルインディアの駅周辺にある通りの店にはディパバリの日に身につける宝飾品や部屋を彩るカラフルな飾り付け、ゲストを家に招く際にもてなされるお菓子などが並びます。

店頭に吊るされた鮮やかな花飾り。こちらは何かというと・・・玄関のドアに飾る花。

毎年新しいものに変えるんだそうです。マリーゴールドの花など元気が出そうなビタミンカラーのものが目立ちます。

この時期ディパバリの買い出しをする人でとても賑やかになり、街中を見て回るだけでもお祝い気分が味わえます。

もし、ディパバリの時期にシンガポールを訪れたらぜひリトルインディアに立ち寄ってみてください。
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facebook.com/RKBGLOBALMEDIA/@fumiko_magata

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