
福岡市科学館で「第2回 みんなのSDGs展~こどもFUKUOKA未来博~」が開催中。2月27日まで

「SDGsクエスト」に挑戦!

会場に展示されたパネルをヒントに、クロスワードパズルを完成させる「SDGsクエスト」。対象は小学校高学年以上が対象で、もちろん大人もいっしょに楽しめます。
SDGsで定められた17のゴールごとにまとめられたパネルを読みながら、回答用紙に答えを記入。クイズ感覚で会場を周り、解き終わった頃にはSDGsの基本がマスターできるという、遊びながら学べる参加型の企画なんです。
ちなみに、これらのパネルの原稿はすべて髙木さんが執筆。「今までの熱い思いを詰め込みました」と髙木さん。ランドセルのリサイクルや食品ロスといった身近なテーマが取り上げられている、パネル下の「ワンポイント」部分が特におすすめだそうです。
主催者代表・髙木さんにインタビュー
髙木さん 今日は代表という肩書きですが、普段は映像制作の会社を経営しています。SDGsの思想が世界的に広がりを見せるなか、福岡でも地に足をつけて活動する機会をつくりたいという思いがあり、福岡青年会議所のつながりを生かして2020年7月に「一般社団法人福岡SDGs協会」を立ち上げました。
昔から子どもが好きで、仕事とは別の形で福岡のまちのため、こどもたちのためになることを模索する中で、SDGsに出会い、この考えを今のこどもたちに伝えたいと有志のメンバーを募って講演やセミナー、ワークショップといった活動を始めました。
福岡市内の小学校をまわるなかで感じたことは、「今の時代に生きる子どもたちは、昔とは環境がまったく違う」ということ。私たちがこれまで大切にしてきた日本の風習や文化もきちんと伝えたい。それは、ものを大切にしなさい、食べ物を粗末にしてはいけません、だれにでも優しく接しなさい、困っている人がいれば助けようなど、SDGsの考えの一部は「古き良き日本」では当たり前だったことです。
時代は日々変化しているため、古き良き日本に戻ることが目的ではありません。これからのニューノーマルな時代に、誰もが多様性を受け入れ自由にのびのびと生活できるようにSDGsの考えである「経済」「環境」「社会」がバランスよく調和できる大人になってほしいです。
SDGsには17の明確なゴールがあります。これから先に大切にすべきことを体系的に伝えられるようになったと実感しています。
日々の生活がもっと豊かになったり、社会とつながるきっかけになったり。SDGsは遠い世界の思想ではなく、私たちの暮らしのすぐそばにある身近な存在なんです。
海のゴミがアートに変わる?!
海に捨てられていたさまざまな形・大きさのゴミは、実はかなり芸術的?! 工作スペースでは無料でアート体験ができます。
大人も楽しめる低学年用パネル
小学校低学年向けには円谷プロによる「かいじゅうステップSDGs大作戦」の展示パネルを用意。自然環境や社会活動にまつわるかいじゅうもいて、「なかなか奥が深い」とハマる大人もいるそうです。
ここだけの名作に出会える「レヴェチ美術展」
「株式会社ふくしごと」が展開するアートプロジェクト「HIBIGEI ART&DESIGN」関連の作品をはじめ、会場限定のアート作品が展示・販売されています。
リサイクルピアノの展示


生ごみをたい肥に変える「LFCコンポスト」

フロアの「SDGsすごろく」にも注目を

たくさんの企業やグループの想いが詰まったSDGs展。ぜひ気軽に会場に足を運んでください!
開催概要
- タイトル
- 第2回 みんなのSDGs展~こどもFUKUOKA未来博~
- 日時
- 2022年2月5日(土)~27日(日) 10:00~17:00
※火曜日休館
- 場所
- 「福岡市科学館」3階 企画展示室
- 料金
- 無料
- 参加
- 予約不要。ワークショップのみ要予約
- 協力
- 福岡市科学館、RKB毎日放送株式会社、かいじゅうステップSDGs大作戦
- 後援
- 福岡市教育委員会、福岡県教育委員会
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう