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高校の体育祭練習中に約30人が“熱中症”一時3人が重症、23人が病院へ-福岡

福岡県糸島市の県立糸島農業高校で1日正午ごろ、複数の生徒が熱中症の症状を訴えて病院に運ばれた。約450人の生徒が屋外で体育祭に向けた応援合戦などの練習をしていた。3人の生徒が重症だったが、その後回復した。


◆“熱中症”3人が重症
学校から消防には「15人くらいの生徒が体調不良を訴えている」と通報があった。消防によると、30人ほどに熱中症の症状がみられ23人が病院に運ばれた。全員、意識はある。現地では症状の度合いによって患者を振り分けるトリアージが行われ、生徒たちが次々に応急処置を受けたり、救急車で病院に運ばれていった。

消防の発表によると、午後1時30分時点で重症は3人、中等症が10人、軽症が17人だった。その後、回復した生徒もいて重症者はいなくなった(午後2時45分)。


◆朝から応援合戦の練習
警察や福岡県教育委員会によると、糸島農業高校では午前9時20分から生徒約450人がグラウンドで応援合戦などの体育祭に向けた練習をしていた。午前11時半ごろから体調不良を訴える生徒が出始め、11時35分に練習を中断した。学校側は、テントを設置したり氷水をバケツに入れて浴びられるようにしたりする“熱中症対策”をとっていたという。


◆最高気温28.2度、湿度80%
糸島市の1日午後0時半までの最高気温は28.2度。湿度は午後0時半現在で80%と蒸し暑く、熱中症に警戒が必要な状況だった。

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