福岡県宗像市の沿岸では、大量に増えたウニなどが海藻を食べ尽くしてしまう「磯焼け」が起きています。地元の小学生が実際にウニに触れ、海が抱える問題を学びました。
◆ウニが海藻を食べ尽くす「磯焼け」の被害が
RKB大北瑞季「子供たちが手にしているのはウニです、新鮮なウニに興味しんしんです」
宗像市にある玄海東小学校で1日、子供たちが玄界灘でとれたウニを割り、中身を取り出す作業をしました。宗像市の沿岸や沖ノ島周辺では、ウニなどが海藻を食べ尽くす「磯焼け」が起きています。宗像市は企業などと連携して、駆除したウニに捨てられる野菜などを与えて陸上養殖し、ブランドウニに育て直すプロジェクトを進めています。
◆「やっかいもの」から「ブランド」に
子供たちは漁師やプロジェクトの担当者から磯焼けについて説明を受けた後、実際にタケノコと昆布をエサに育てられたウニを試食しました。
参加した小学生「ウニ、おいしかった、割った後も動いていた、みんな全力で海を守っていた」「磯焼けしないきれいな海になってほしい」
宗像市はこうした体験型の授業を、市内の他の小学校と中学校でも実施したいと話しています。
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この記事を書いたひと
大北瑞季
1994年生まれ 愛知県出身 主に福岡・佐賀での裁判についてのニュース記事を担当。 プライベートでは1児の母であり、出産や育児の話題についても精力的に取材を行う。