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吉野ヶ里遺跡“謎エリアの棺”内側にも「赤い顔料」が付着、特殊な墓の裏付けか

佐賀県の吉野ヶ里遺跡でみつかった弥生時代後期のものとみられる石棺墓。12日の調査で棺の内側部分にも赤色顔料が付着していたことが新たに確認されました。

縦に3センチほどの「赤色顔料」


佐賀県の吉野ヶ里遺跡では12日も朝から石棺墓の調査が行われ、棺の中を4分割し、このうち2区画を15センチほど掘り下げました。この結果、棺の内側部分、画面の上の位置にある石の内側に縦に3センチほどの赤色顔料が確認されたということです。

「特殊な墓と言える」

 

佐賀県文化財保護活用室・白木原宜室長「赤く塗っているから=高貴という方程式は成り立たないが、多くの墓が赤を塗っているかというとそうではない。赤く塗っている墓は圧倒的に少ないのでそういう点からすると特殊な墓と言える」

13日は残りの2区画を掘り下げることになっていて、石棺墓の調査は、15日をめどに完了する予定です。

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