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希少なコウノトリに「足輪」を装着、個体識別し生態を把握~獣医師など40人がかり

佐賀県白石町に作られた巣で生まれた国の特別天然記念物、コウノトリのひなに、個体を識別するための「足環(あしわ)」が取り付けられました。九州では初めての取り組みです。

「足環」取り付けと健康診断

電柱に巣を作ったのは、自然界には全国でも300羽ほどしか生息しない「コウノトリ」です。この巣で先月上旬、2羽のひなが誕生しました。

 

親鳥がいなくなるタイミングを計って13日、町の職員や獣医師など40人態勢で、ひなをいったん保護。個体を識別し、生息数や繁殖状況などを把握する「足環」を取り付けたあと、体重の測定や、性別を調べるための羽根の採取など、九州では初めての作業を実施しました。

2羽のひなの名前を募集へ

2羽のひなは体重がそれぞれ3.3キロと4.4キロで、順調に育っているということで、45分ほどで巣に戻されました。白石町は今後、2羽の名前を募集する予定です。

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