GPSから写真の場所を特定、暗号を解読-警察官に求められる“データ解析”の技術
巧妙化するサイバー犯罪への捜査能力を高めようと、警察官がデータ解析などの技術やスピードを競う大会が26日、福岡県警で開かれました。
2人1組で“暗号解読”に挑む
26日午後開かれた「サイバーセキュリティ競技会」には、県警本部と県内の各警察署から約90人が参加しました。参加者は2人1組に分かれ、画像ファイルに記録されたGPSの情報から撮影場所を特定したり、暗号化されたテキストを解析したりする問題に挑みました。
福岡県警サイバー犯罪対策課・的野史孝次席「競技会などを通じて職員のサイバー犯罪に対する知識や技術を向上させて、サイバー犯罪に対する相談や捜査により的確に対応する」
サイバー犯罪の相談が“過去最高”に
福岡県内ではサイバー犯罪に関する相談件数が年々増えていて、去年は6316件と過去最多となりました。このうち、偽のサイトに誘導し、個人情報をだまし取るなどの詐欺や悪質商法が最も多く、警察は身に覚えのないメールやファイルは開かないよう呼びかけています。
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