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船首に“亀裂”のまま3日間も運航した旅客船「クイーンビートル」法定の“臨時検査”せず

博多と韓国の釜山を結ぶ旅客船「クイーンビートル」が船首に亀裂が確認されたにもかかわらず応急処置だけで運航を続けていました。JR九州高速船は1か月以内に是正内容を国に報告すると話しています。

船首に“亀裂“→検査せず応急処置で3日間も運航

JR九州高速船によりますと、今年2月11日に韓国・釜山から博多へ運航中のクイーンビートルで浸水すると作動する警報装置が鳴りました。博多港に到着後、ダイバーが潜って確認したところ、船首部分に幅7センチほどの亀裂が見つかりました。JR九州高速船は亀裂部分に応急処置を行い翌日から3日間運航。その間、国への報告や、法律で義務づけられた臨時検査は行っていませんでした。

国は安全確保の「命令」を出した

国土交通省は、JR九州高速船に対して、今月23日に輸送の安全の確保に関する命令を出していてJR九州高速船は「1か月以内に是正の内容を報告する」と回答しています。JR九州高速船は、「再びこのような事態を起こすことのないよう措置を講じるとともに、法令遵守を徹底し、さらなる安全運航確保に努めていく」とコメントしています。

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