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「アバター店員」ローソンが導入 福岡でも実証実験はじまる~全国で3件目

さまざまな業界で人手不足が深刻化する中、コンビニエンスストアでは、デジタル技術を活用した新しい働き方の試みが広がりを見せています。福岡市のローソンでは「アバター」を活用した接客の実証実験が始まりました。

従業員が遠隔操作


RKB小畠健太「こちらのローソンのレジ前にはモニターが設置されていて、アバターが表示されています。実はこのアバター、遠隔操作で動いて接客することができるんです」

アバター店員「いらっしゃいませ!ローソンへようこそ」

モニターに表示されたアバターは、離れた場所にいる従業員が操作していて、カメラを通して店舗内の様子を確認しながらセルフレジの操作補助など接客にあたります。

人手不足の解消にも


アバター店員「お手元のT字型の白いハンドスキャナーで、商品のバーコードをピッと読み取っていただけますでしょうか」

店舗にいる従業員は、アバター店員が接客している間に品出しなど別の作業に専念でき、人手不足の解消にもつながります。

アバター店員「あおい」さん「大阪の自宅からこちらにアクセスしております」

アバター店員を遠隔操作していた「あおい」さんは、ローソンの元従業員です。腰を痛めて働けなくなって別の仕事をしていましたが、アバター店員の募集を知り再び働き始めました。

新しい働き方


アバター店員「あおい」さん「腰が痛くても全く関係なくてですね。接客どうしても続けたかったので、この形で働くことができてとても幸せです」

ローソン事業サポート本部 月生田和樹本部長「いろんな環境があって、働けないという方がいらっしゃる。一方で、我々も働いていただきたいというニーズもある中で、それをマッチングさせるための新しいツールとして、アバターが使えないのかということで試行錯誤してやってきた。お客様にも温かい接客サービスをご提供できたらと思っています」

ローソンのアバター店員の導入は、東京、大阪に続いて3件目です。ローソンでは、現在30人ほどのアバター店員を2025年度までに1000人程度に増やす方針です。

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