直近5日間の雨が200ミリを超えたところもある
九州北部地方は活発な梅雨前線の接近に伴いあすの朝にかけて災害級の大雨となるおそれがあります。30日午前5時ごろの福岡県久留米市では道路を叩きつけるような強い雨が降りました。雨雲は、現在は筑豊地方や京筑地区に移動し強い雨を降らせているとみられます。今後の雨の降り方や注意点などRKB気象予報士の龍山が解説します。
気象予報士・龍山康明:
日付が変わってからの雨の降り方のCG動画です。どんどんと西から活発な雨雲が流れ込んで、雷を伴った激しい雨が降っているところがあります。これまでの5日間の雨量は、ほとんどのところで100ミリ以上の雨の赤い柱、特に嬉野・鳥栖・椿ヶ花・大牟田・朝倉・英彦山は200ミリを超えていて、そういったところには大雨警報や土砂災害警報が出ているところもあります。
6月の“1か月分”の雨が土曜日の朝までの24時間で降るおそれ
気象予報士・龍山康明:
この後30日金曜日は終日しっかりと雨が降り続くきます。特に午後から夜にかけて、黄色い範囲ですが雨が強くなるところがあります。あす土曜日までの最大1時間雨量は50ミリから60ミリの「非常に激しい雨」、土曜日朝までの24時間雨量は200ミリから250ミリ。250ミリは6月の1か月の雨量に相当します。そして、土曜日の朝以降も雨が降り続きます。
すでに避難が必要な状況の人もいます
30日午前5時の気象庁の情報によりますと、福岡県と佐賀県は土曜日いっぱいは警報が出される可能性が「高い」とされています。降り続く大雨のため、警戒対象地域では【警戒レベル4相当情報[土砂災害]】が発表され、避難が必要となる危険な状況となっています。崖の近くなど土砂災害の発生しやすい地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけてください。
【警戒レベル4(危険な場所にいる人は全員避難!】午前7時時点
・佐賀県武雄市、嬉野市、福岡県筑紫野市、朝倉市、那珂川市、東峰村
【警戒レベル3(危険な場所にいる高齢者等は避難】午前7時時点
・大雨洪水警報 筑豊地方 筑後地方 大雨警報 福岡地方 洪水警報 京築
・大雨洪水警報 大牟田市 小郡市 嘉麻市 朝倉市 筑前町 大雨洪水警報 添田町 大雨警報 飯塚市 筑紫野市 那珂川市 東峰村 川崎町 洪水警報 うきは市 みやこ町
・大雨洪水警報 佐賀多久地区 武雄地区 大雨警報 鳥栖地区 鹿島地区
・大雨洪水警報 佐賀市 武雄市 大雨警報 鳥栖市 多久市 小城市 嬉野市 神埼市 大雨警報 吉野ヶ里町 基山町 上峰町 みやき町 大町町 大雨警報 江北町
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