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ブルーインパルスが一糸乱れぬ編隊で福岡上空に“6つの帯”世界水泳を祝福

航空自衛隊の「ブルーインパルス」が13日午後2時、福岡市上空で約10分間のアクロバット飛行を披露し、翌日に迫った世界水泳の開幕を祝った。大会会場が集中する博多港から福岡市中心部にかけて市街地を編隊を組んで華麗に舞い、街行く人を魅了した。

ビルの合間からのぞく大空に6つの白いラインが伸びた


青と白にカラーリングされたブルーインパルスの6機は午後2時ごろ、博多湾の志賀島から、メイン会場のマリンメッセ福岡(博多区)、そしてJR博多駅にかけて三角形の隊形を組む「デルタ・ローパス」で駆けた。それぞれの機体からは白いスモークが放たれ、ビルが集積する福岡市中心部の上空に6つのラインが出現した。

6輪が重なり巨大な「さくら」が博多湾の上空に出現??


チームはこの後、福岡市西部に移動。小戸公園付近から整備されたビーチが美しいシーサイドももち海浜公園を抜け博多港にかけて「リーダーズ・ベネフィット・ローパス」を披露した。これは先行機に続いて残りの5機が横一直線に並ぶ編隊飛行。そして再びメイン会場の上空に到達したところで、6機はスモークを焚きながら円を描く「さくら」に移行した。1つの輪を中心に5つの輪がそれぞれ重なり、巨大な桜の花びらが出現することになっていたものの、雲が多く取材した場所ではっきりとした「桜」の形は認識はできなかった。

福岡市で「世界水泳」200の国と地域から2400人が参加


ブルーインパルスは、国民的な大きな行事などで華麗なアクロバット飛行を披露する航空自衛隊の専門のチーム。宮城県松島基地の第4航空団に所属する「第11飛行隊」の愛称として知られている。福岡市上空での飛行は、14日に世界水泳が開幕するのを祝うため。大会には約200の国と地域から2400人の選手が参加し、40万人以上が観戦に訪れる見込み。ブルーインパルスは13日の「予行飛行」に続き、開幕式の開かれる14日には「展示飛行」を行う。14日(金)も午後2時から10分間、大空を駆け抜ける。

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