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九州の消費者を直撃、記録的な大雨によって“葉物野菜”の出荷が滞り始めた

記録的な大雨で被害を受けた「農作物」の影響が小売価格に現れてきました。特に葉物野菜の被害は深刻で、そもそも店頭に商品が並ばない状況が続いています。


◆水に浸かって“8割”が出荷できない
福岡県久留米市で小松菜を栽培する井口力也さんです。所有する70棟のビニールハウスのうち50棟が大雨で水に浸かりました。水に浸かると小松菜は日焼けや根腐れを引き起こしてしまいます。選別して出荷していますが、8割は出荷できない状態で被害額は500万円に上ります。出荷量の減少は、私たちの食卓に直結します。


◆葉物野菜が店頭から姿を消した
取材した西新商店街(福岡市)にある青果店には19日、ほうれん草と水菜と春菊はまったく並んでいませんでした。農家の井口さんは、次の収穫に向け、種まきを始めていますが安定供給ができるようになるには1か月ほどかかると考えています。九州北部を襲った大雨の被害。私たちの食卓への影響は続きそうです。

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