のろのろ台風で６か所で“線状降水帯”が発生、５００ミリを超える雨量に
台風６号の中心は１０日正午現在、朝鮮半島まで北上しています。暴風域はなくなりましたが、風速１５メートル以上の強風域がまだ九州北部の全体にかかっています。この後スピードをやや早めながら朝鮮半島を縦断する見込みです。
のろのろと九州近くを北上、５００ミリを超える雨量の場所も
６号はとてもゆっくり進んだのが特徴です。九州の西の海上をのろのろと進みました。そのため雨や暴風などの影響も長引きました。台風の風があたる九州の東側で特に雨が多くなりました。場所によっては５００ミリ以上降ったところもあります。福岡県や佐賀県はおおむね１００ミリ前後の雨量です。
線状降水帯が６か所で発生
線状降水帯も６か所で発生しました。９日午前中に鹿児島県（種子島・屋久島）、午後９時には熊本県と宮崎県。日付変わって１０日午前１時半ごろに大分県と宮崎県、そして午前２時すぎには３００キロ以上離れた愛媛県でも発生しました。台風が近くを通った場所では、風も強くなりました。福岡市で最大瞬間風速が２４．０メートル、佐賀市で２７．５メートルです。台風６号は遠ざかっていますが、この後は台風７号です。日本の南海上にあって北西に進んでいます。このまま進むと来週火曜日に日本列島に上陸するおそれがあります。
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