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7月の大雨で村の「百貨店」全壊 前回の豪雨で個人商店が続々閉店 開設された直売所が…

7月の大雨では、福岡県東峰村でも大きな被害が出ました。大雨により建物が全壊した直売所は、村民からは「とうほう百貨店」と呼ばれ、生活雑貨などを購入できる貴重な場所でした。

土砂崩れにあった「村の百貨店」

東峰村小石原の鼓地区にある「つづみの里」。村民の憩いの場であるこの施設の一角に、「とうほう百貨店」がありました。生活用品などを購入できる貴重な店でしたが、7月の土砂災害で全壊しました。大雨から1か月が経ちますが……。

 

RKB本田奈也花「まだ、そのままなんですね……」

 

つづみの里農産物直売所 高橋弘展さん「前よりも(被災した建物が)ちょっと傾いた感じかな。中には昨日入ることができて、本当に必要なものだけ取り出すことができた。後ろが大規模に崩れてしまっているので、建物を取り除いたあとに“のり面”を固める作業をしないと、先に進めない」

「九州北部豪雨」をきっかけに開店

「とうほう百貨店」がオープンしたのは2年前。2017年の九州北部豪雨をきっかけに個人商店が続々と閉店し、買い物が不便だという村民の声を受けて営業していました。

 

近隣の住民「ちょっとした百貨店だけど、なんでも買えるからね。マジックなんかも。この辺に文房具屋さんがないから」

 

つづみの里で「中華料理11番」を経営する梶原辰次さん「特産物や醤油も店で使っていたから、2~3日前に大量に仕入れに行きました」

「いつの日か営業を再開したい」

土砂災害によって全壊した「とうほう百貨店」。復旧のめどは立っていませんが、高橋さんは「いつの日か営業を再開したい」と話しています。

 

つづみの里農産物直売所 高橋弘展さん「地元だけでなく、東峰村全域の買い物の拠点にもなると思うので、今までの形にだけとらわれずに、多くの村民、観光客にとって便利で使いやすい施設を目標にしていきたい」

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