5600万人が訪れた福岡市動物園が「70周年」オリジナル“年パス”を発行
福岡市動物園が開園から70年を迎え22日、記念のイベントが開かれました。動物たちに感謝のごちそうが振る舞われ、来場者には記念ノベルティが配布されています。
長く親まれている動物たちに感謝のごちそう
開園70周年を迎えた福岡市動物園では、人気者のカバ「タロー」(1997年入園)やマレーグマ「サニー」(2006年入園)に野菜や果物がプレゼントされました。
来園客「スイカ半玉を一口で食べているのがすごい」
また、同日に来園した先着700人には今年の「夜の動植物園」のイラストが描かれたステッカーが配布されます。
来場者は延べ5600万人に到達
現在の福岡市動物園は、戦時中に前身の動物園が閉園となった後、市民や財界から2,800万円の寄附をうけて1953年8月に開園しました。これまでの来場者は5600万人を数えます。飼育数は1980年をピークに減少しており、現在は99種類、467頭です。現在は1頭もいないアジアゾウは、今年度中にミャンマーから4頭を受け入れる計画です。一方、最近は絶滅危惧種に指定されているツシマヤマネコの繁殖に力を入れていて、70周年の記念事業として繁殖施設の中の様子をライブで見ることができるモニターを設置しています。このほか、園内の動物情報館では、70年の歴史を振り返るパネル展も来年7月まで開かれています。
オリジナル“年パス”がもらえる70周年サポートを募集
動物園は22日、1年間限定の「福岡市動物園開園70周年記念サポーター」制度を創設しました。3000円以上の寄付をした人を対象に、年間パスポートを兼ねたオリジナルのサポーター証や、北村直登氏が手掛けてきた往年の動物ポスターの絵柄をあしらったステッカー12種類が特典として付与されるということです。
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