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日本語で「バカヤロー」美術館にも中国からとみられる迷惑電話 処理水放出後に

東京電力・福島第一原発の処理水放出に関連して、中国からとみられる迷惑電話が、福岡県の公共施設にもかかっていたことがわかりました。

福岡県立美術館に86発信から電話



福岡県の服部誠一郎知事は、1日、8月24日から30日の1週間で、福岡県立美術館に中国の国番号86から始まる電話が5件かかってきたことを明らかにしました。英語と中国で一方的に話した後、日本語で「バカヤロー」と言って切られたということです。また、中国からとみられる同様の迷惑電話は福岡県の代表電話にも1件かかってきたということです。服部誠太郎知事は、「処理水の放出というものは国際的な安全基準で実施しているもの。科学的な根拠に基づいて冷静な対応をしていただきたい」と話しました。

レンコダイ取引価格が下落


一方、処理水の放出は、福岡県産の水産物にも影響を及ぼしています。
福岡県の調査によると、中国人に人気の「レンコダイ」の取引価格が、処理水放出前に比べ、約30%落ち込みました。中国への輸出ができなくなり供給過多になったのが下落の原因とみられています。県は、水産物へ影響について「全体的には軽微なもの」と話しています。

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