怖い“秋バテ”急な気候の変化に体がついていかず、倦怠感や食欲低下
今年は統計を取り始めてから最も暑い9月でした。ようやく夏バテが解消されたという人も多いと思いますが、この時期、注意が必要なのが「秋バテ」です。急な気候の変化に体がついていかず、倦怠感や食欲低下などを引き起こします。専門家に対策を聞きました。
暑い“秋”涼しい衣服が引き続き好調
一日の寒暖差が大きなこの時期、注意が必要なのが「秋バテ」です。急な気候の変化に体がついていかず、倦怠感や食欲低下などを引き起こします。特に今年は、観測史上最も暑い夏だったことから「秋バテ」が起きやすくなっています。福岡市天神のスーツ販売店です。朝晩が冷え込むようになり、冬物が販売の中心となる今の時期にも、まだ夏物を買いに来る客も多いということです。
フタタ・ザ・フラッグ・野崎一郎さん「前は夏物と冬物のきっちりと入れ替わりの時期がはっきりしていましたが、最近は半袖の陳列を少なくしても、半袖を求められるお客様が多いです。冬場になると暖かい下着が増えるんですが、どちらかというと涼しい下着を求められる方も多いですね」
朝ご飯を食べて体内時計をリセット
福岡市は2日、27.2度まで気温が上がり、3日朝には19.2度まで下がりました。栄養療法を専門に診察を行う谷村陽子医師は、秋バテは単なる疲れと甘く見ずに正しい対応をするべきと注意を呼びかけます。
たにむらようこクリニック谷村陽子院長「秋バテは、元気がなくなってきたり疲労がたまったり、普段よりも体力、メンタルの疲れが出てきます。体にとっては大変なことで、早くメンテナンスして元に戻すことが元気な体を作る重要なポイントになるかと思います」
谷村医師はバランスの取れた食事と規則正しい生活週間も必要不可欠だと話します。
谷村院長「まずタンパク質。ビタミンもミネラルもいります。特に朝、タンパク質を少し入れていただいて朝ごはんを食べるだけでも体内時計のリセットになる。生活を規則正しく、食事をきちんとしているか、生活習慣であんまり無茶をしていないか確認しましょう」
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この記事を書いたひと
田尻貴博
1986年生 熊本県出身