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40年越しの“悲願”憧れの花園でプレイ「ものすごく強くなった」OBたちが監督に恩返し

ラガーマンが高校生のころに憧れたのが高校ラグビーの聖地・花園です。かつて花園を目指しグラウンドを駆けめぐった中高年による「マスターズ花園大会」が行われました。現役時代は惜しくも立てなかった夢の舞台。40年がたち、60歳前後になったOBたちが「ものすごく強くなって」雪辱を果たします。

“初出場”で“初勝利”、40年越しの悲願


大会当日。いよいよ夢の舞台花園のピッチに選手が入場していきます。

「それでは一番大事なゲームの前に臨戦歌を歌います」

臨戦歌は森先生が県大会に出場した際に、歌おうと決めた讃美歌です。花園で歌うことが夢でもありました。マスターズ花園の参加条件は40歳以上。体力を考慮して前半20分は55歳以上、後半30分は40歳から54歳までがプレーします。試合が始まりました。幸先良くキャプテンの田中選手が抜け出してトライ!西南学院高校が花園初トライで先制しました。55歳とは思えない活躍の折居選手もさすがに足にきている様子です。前半は7ー0。西南学院高校のリードで折り返しです。55歳以上のプレーはここまで。

中村さん「ボールを追ってくのは楽しいですね、久しぶり若返りました」
田中主将「まぁよかったですとりあえず前半。後輩に渡して」

やや“若手”が引き継いだ後半は野口選手の2連続トライで差を広げます。対戦相手の膳所高校の反撃も及ばず、西南学院高校が2トライで試合を決めました。西南学院高校が花園の悲願の勝利を収めました。

野口さん「最高でした、昔の仲間と森先生と夢を叶えられて人生の宝物になります」
門田さん「夢の花園にもりきんと来られて良かったです」
森正和先生「いやもう、ものすごく強くなっているんでびっくりしました。素晴らしい時間を持てて大変良かったと思います。なんといっても私の財産でしょうね」

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この記事を書いたひと

土橋奏太

2000年生まれ 長崎県出身