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激減した有明海の「サルボウ」ノリの不作にも影響?稚貝200万個を放流

有明海の特産である二枚貝の「サルボウ」は、数が激減していてノリの不作にも影響しているとみられています。資源の回復を目指して佐賀県は25日、約200万個の稚貝を放流しました。

かつては広範囲に生息の二枚貝


25日午後、佐賀県小城市では1センチほどの大きさの「サルボウ」の稚貝、約200万個を船に積み込み有明海の沖合で放流しました。サルボウはかつて有明海沿岸部の広い範囲に生息していた二枚貝で、ピークだった1990年の漁獲量は1万5000トンにのぼりました。しかしその後、数が激減しほとんどとれなくなったため去年と今年は漁を見送っています。

サルボウ増加でノリ不作も解消?


佐賀県によりますとサルボウの数が減ったことでえさとなる植物プランクトンが増えて赤潮が発生し、ノリの「色落ち」被害が深刻化しているということです。このため、佐賀県は去年から稚貝を放流していて「サルボウの資源量を回復させ、ノリの不作も解消したい」と話しています。

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