【ドラフト会議】寝る前に米２合食べる「即戦力」九州共立大学・木村仁投手が空手チャンピオンからプロ野球選手に転身なるか？

九州共立大学４年、福岡県行橋市出身の木村仁投手。ストレートの最速は１５３キロ、鋭く落ちる変化球を武器とする本格派です。春のリーグ戦では１試合で１８個の三振を奪い完封勝利。九州の大学から唯一日本代表に選ばれるなど、即戦力候補として、複数の球団が興味を示しています。

木村仁投手「自分は守護神を目指していて、チームの守護神になってセーブ王になりたいというのが夢ではあります」

２０１９年取材プロ野球の世界を意識し始めたのは高校生の時。北九州高校のエースとして注目を浴びていましたが、当時のドラフト会議で名前は呼ばれず。大学からの指名を目指し、多くのプロ野球選手を輩出している、九州共立大学に入学しました。

上原監督「入った時から僕はどうしてもプロでやりたいんだという気持ちも強かったし、九州共立大学からプロに行った選手の中でも、トップレベルの選手じゃないかというふうに見ています」

現在は大学のすぐ側にある野球部の寮で生活を送っている木村投手。普段は自炊もするそうです。

木村仁投手「寝る前は絶対食べるっすね。そうしないと体重減っちゃうんで。（どれくらい食べますか？）寝る前は１．５とか２合ぐらいですね」

同じ部屋で共に過ごすチームメイトとは大の仲良し。

「自分と気が合うんで、何していても一緒におって。気持ちの上がり下がりとかは自分が一番近くにいてわかるので、相談とかお互いに話し合ったりするんです。（彼女みたいですね）そうですね。彼女みたいですね。本当そうですよ」

木村仁投手「ここが自宅です。家帰るっすね。（いこごちがいい？）いいっすよ。やっぱ」

オフの日は、行橋市の実家でリフレッシュするという木村投手。部屋を案内して貰うと驚くべき光景が。

木村仁投手「ここが昔から練習しているトレーニング部屋ですね」

部屋にあったのはサンドバック！実は木村投手、小学校の時は野球ではなく空手を習っていました。全国大会では３連覇を達成するなど、異色の経歴の持ち主。小さい頃から空手の技を磨くため毎日この部屋に籠もっていたそうです。

木村仁投手「昔血とかいっぱいついてたんですよ。剥けるんですよ。冬とか。特に血とかめっちゃついてましたね。道着です。（かわいいですね）一応、黒帯なんですよ。そこに全部あるんですけど、昔つけてた帯があるんですよ」

木村投手の父「大概みんな入る時は、お母さん連中とかみて自分の子供がやられるようの見たら、可哀想と思ってやめる人が多いんすよ。自分は絶対もう強くさせてやろうと絶対仇取るという感じで行かせよった」
木村投手の母「なん馬鹿のことしよんやろうかっていう感じで。すみませんけど、思ってました」

中学校から野球を始めると空手で培った経験を活かし、今年のドラフト注目選手にまで成長。息子の姿に両親は。

木村投手の父「すげえなって。まさかここまでなるとは思わなかった」
木村投手の母「かっこいいと思います。ようここまで、頑張ったなと思います。ずっと見てきたんで。言葉じゃいえないよね。私だったらできないもん。尊敬するというか」

元空手チャンピオンがプロ野球選手になる夢を叶えられるか。運命のドラフト会議は２６日、行われます。

 

木村仁投手「厳しい世界だとは思うんですけど、自分はプロ野球に行きたいという気持ちがとても強いです。不安が５０％、楽しみが５０％ですね」