PageTopButton

サルに襲われ6歳男児がけが 9月以降被害相次ぐ地域でまた なぜ子供ばかり

10日午前、福岡県那珂川市片縄西で6歳の男の子がサルに襲われ頭や背中など3か所を噛まれてけがをしました。男の子は病院に運ばれましたが軽傷だというこです。那珂川市や隣接する福岡市南区では今年9月以降、住民などがサルに襲われる被害が相次いでいて警察が注意を呼びかけています。

玄関先にサルがいた

男児の母親

 

男児の母親によると、襲われたのは、長男(8)と次男(6)が登園・通学のため家を出た時。玄関先に駐車していた車のそばにサルがいたということです。次男がサルと目があい大声をあげたところ襲われました。次男を噛んだサルは、母親がカバンを投げて大声を出すと、家のフェンスを超えて隣家の方に逃げていったということです。母親は「長男はパニックでなきじゃくっていた。早く捕獲してほしい」と話しています。

9月以降の被害 これで12人 うち9人が子供

10月に男児を襲ったサル

 

9月28日 午前7時半ごろ
福岡市南区で登校中の女子児童と50代の女性がサルに足をかまれてけが。
背後から突然襲いかかってきたということです。

9月30日 午前7時すぎ
那珂川市片縄北の住宅街で、住宅の中までサルが侵入し、リビングにいた5歳の男の子に
噛みつく。男の子は、軽傷。病院に運ばれて手当を受けた。

10月9日 午後3時頃
福岡県那珂川市で畑仕事をしていた30代の女性がサルに腕などをかまれてけが。

10月16日 午前9時すぎ
福岡県那珂川市の小学校で運動会の練習中に小学2年の女の子と教員がサルに襲われ軽傷。

10月26日 午前7時頃
福岡市南区の住宅地で登校中の男子児童2人がサルに襲われて軽傷。

11月3日 午後5時頃、
福岡県那珂川市で自宅の駐車場で遊んでいた幼いきょうだい3人がサルに襲われて軽傷。

なぜ子供ばかり狙われるのか。

現場周辺


福岡市動物園の動物相談員・安河内清文さんによると、群れで生活しているサルは、順位をつける性質があり自分より弱いものを見つける能力に長けている。「自分より小さいな、弱いな」と思って威嚇・ちょっかいを出している可能性があるといいます。

餌をたくさん食べる時期 注意が必要

現場周辺


また、「この時期は餌をたくさん食べる時期。群れから追われたサルが餌を求めて出没している可能性もあるだろう。このサルがメスの場合はやっかいだ。メスの場合は一度群れから追われると元の群れには戻れない。再びヒトを襲う可能セも否定できず注意が必要だ」と話しています。

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう