物流拠点も「置き配」の時代?暗証番号でシャッター開閉できる「賃貸型」施設が完成
福岡県小郡市に、複数の企業が利用できる大型の物流施設が完成しました。ドライバーの残業規制で荷物が運べなくなるおそれがある「2024年問題」に対応する機能も備えています。
暗証番号でシャッター開け「置き配」
小郡市に完成した「GLP福岡小郡」は地上4階建てで最大8つの物流会社が利用することができる賃貸型の物流施設です。トラックヤードでは、ドライバーが暗証番号を入力してシャッターを開け人のいない時間帯でも荷物の積み下ろしができる「置き配」のようなシステムを導入しています。
広がる「中継の倉庫」
ドライバーの待機時間を減らすことで、残業規制により荷物が運べなくなるおそれがある「2024年問題」に対応するねらいです。
日本GLP山後正憲プロジェクトマネジメント部長「運転手の働く時間が規制されると、一回で届けられない場所に中継の倉庫をつくる、そういった物流の拠点を広げていく」
このほか、従業員の休憩スペースや地域住民のための交流スペースも設けられていて、災害時には避難所としての活用も想定されています。
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